2009年05月30日

2009/5/29 MSF スリランカ: 内戦による負傷者の治療にあたる日々

スリランカ: 内戦による負傷者の治療にあたる日々
2009/5/29 国境なき医師団
http://www.msf.or.jp/news/2009/05/1828.php
5月16〜20日の5日間で、スリランカ北部にあるかつての紛争地帯を出てバブニヤの町に到着する人の数は7万7千人にのぼった。その多くは緊急医療ケアを必要としている。これを受けて複数のMSFチームが、かつての前線付近にある検問所からバブニヤ内にある病院にかけての一帯で、日夜医療援助を行っている。
5月16日以降、1日で約1万人がバブニヤに到着する前に、旧前線に近いオマンタイ検問所を通過した。4人からなるMSFチームはバブニヤ病院への搬送を必要とする傷病者を特定し、搬送できるように容態を安定させ、その場で可能な限りの医療ケアを施している。
5月20日、オマンタイにいるチームを救援するために到着したばかりのMSFの外科医、ジャン=ポールは、背中に榴散弾のかけらが入った13才の少女を診た。かけらを取る間、ジャン=ポール医師は少女に動かないようにと伝える。
オマンタイで活動しているオランダ人医師、アレクサは説明する。「病院が満員を越えた状態なので、可能な限り人びとをここで治療してしまうようにしています。難しい判断です。その場で治療するか、その場は行かせて、追加対応ができる避難民キャンプへ行かせるか、もしくは既に1つのベッドに4人の患者がいるバブニヤ病院へ送るかです。
1日に平均して20人の負傷者がバブニヤ病院へ搬送されている一方、1日あたり150人ほどが、オマンタイ検問所に設けられた「出張診療所」で3人のMSF医療チームによる治療を受けている。「私たちのうち、1人は長い待ち行列を見て回って医療ケアを最も必要とする人を先に診療所に送っています。」アレクサは続ける。「最後に紛争地帯から出てきた人の多くには銃弾や爆撃による負傷や傷跡があります。多くの人は紛争地帯内で外科措置を受けました。日が経って傷が治った人もいますが、出血している人もいます。負傷したのが最近のことか、または傷口がいったん癒着した後にまた開いたかしたものです。」
バブニヤ病院にある緊急処置室は混雑しており、移動が困難なほどである。バブニヤ病院には400床のベッドがあるが、現在この病院には1900人以上の人で一杯である。ここで、MSFチームは傷病者の治療にあたるスリランカ保健省の職員を支援している。
バブニヤ病院で援助活動に当たっている4人のMSFの外科医の1人、マテューは語る。「ここ数日間、1日あたり30件の手術を行ってきました。通常は5件です。時には共同で、同じ1人の患者の手術にあたることもあります。1人が肢を切断し、もう1人が腕を切断します。もしくは、1人が足の怪我を治療している間に他の人たちは胸部の負傷を治療するなどです。損傷は比較的軽いものですが、爆風によるものが20ヵ所もあったりするなど、1人の患者が沢山怪我をしているのです。
MSFにとって差し迫った課題は、かつての戦闘地帯から出てくる傷病者の治療である。バブニヤ病院支援のほか、複数のチームがプムパイマドゥ・アーユルヴェーダ病院における経過観察といった術後ケアの支援を行っており、また、16万人を収容するマニク農園周辺の避難民に向けた緊急医療ケアのために、マニク農園の外にベッド数100床の仮設病院を設置したところである。
posted by LMB at 20:08| Comment(0) | スリランカ内戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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