2009年07月13日

2009/7/9毎日 記者の目:国際社会のミャンマーへの対応=西尾英之

記者の目:国際社会のミャンマーへの対応=西尾英之
毎日 2009/7/9
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20090709k0000m070136000c.html
軍事政権が牛耳るミャンマーに入った国連の潘基文(バン・ギムン)事務総長は、拘束中の民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)との面会すら許されないまま、4日出国した。スーチーさん解放をめぐり、国際社会は軍事政権との対話の糸口すら見いだせていない。欧米が経済制裁を強めても、国民経済を悪化させるばかりで政権への影響力は失われている。抑圧されたミャンマー国民を解放し、真の民主化をもたらすために、国際社会は対話の努力を放棄してはならない。
 ミャンマー最大の経済都市ヤンゴンは、電力不足から1日の約半分が停電状態だ。これではまともな経済活動は営めない。市民には「新首都ネピドー建設にかけるカネがあるなら、ヤンゴンの電力事情改善に回すべきだ」との不満が強いが、密告網が張り巡らされた社会で政府批判を口にはできない。「国民は政治や経済など現世の話題を一切語らず、来世での他国への転生を願い、ひたすら寺院で祈っている」。ヤンゴン駐在の東南アジアの外交官は国民のうっ屈ぶりをそう話す。
 木材や地下資源など豊富な天然資源に恵まれ、国土を南北に流れる大河に沿って農業生産も盛んなミャンマーは、第二次大戦後の独立時はアジアでも比較的豊かな国だった。ところが、1962年から続く軍事政権支配下、国民1人当たり国内総生産(GDP)は219ドル(05年推定)と、小国カンボジアやラオスの半分以下にまで落ち込んだ。ミャンマーが経済成長から取り残された原因は明白だ。軍事政権は90年の総選挙でスーチーさん率いる野党「国民民主連盟」に大敗したが、結果を受け入れず居座った。支配維持のための反対勢力抑え込みが目標である軍事政権は、戦略的な経済開発をほとんど行わなかった。
 自己保身的な奇妙な政策の象徴が、膨大な資金をつぎ込んだ新首都ネピドー建設だ。首都移転の理由は不明だ。政府機関を国民から切り離し、反政府的な動きが政府職員に波及するのを防ぐためとささやかれる。
 欧米社会のスーチーさんに対する思い入れの強さが、軍事政権を一層かたくなにしてきた面もある。アジアの独裁国家にあって欧米流の潔癖さで民主化要求を貫くスーチーさんに、欧米社会は強い共感を寄せ、軍事政権に強硬になった。これに対し軍事政権は「欧米による価値観の押し付けだ」と反発し、両者はもはや普通に対話できる関係ではなくなってしまった。
 一方、豊富な地下資源を狙う中国やインドが軍事政権を支援する中、米国や欧州連合(EU)による経済制裁は政権に対する影響力を失っている。むしろ制裁の一環として発動されているミャンマー製品禁輸措置は、繊維業などの主要産業に悪影響を及ぼし、国民経済の成長の芽を摘み取っていると指摘される。
 軍事政権による自己保身と抑圧は、自身を脅かす国民の不満や怒りに対する恐怖心の裏返しだ。政権は来年予定の総選挙後に民政移管を果たすと約束しているが、新憲法には文民の大統領就任を困難にする条文が盛り込まれ、軍による支配継続を色濃くにじませる。どこかで「抑圧」と「怒り」の負の連鎖を断ち切らなければ、選挙後の新政権もこれまでと同じ道を歩むのは目に見えている。だからこそ、今がミャンマーのきわめて大切な時期だと考えたい。
 ミャンマーは、高い成長可能性を秘めた国だ。政府がきちんと機能して社会、経済開発に本腰を入れれば、国民生活は目に見えて向上し、国民の不信感も解消されていくはずだ。負からプラスの連鎖へとこの国の転換を促すため、国際社会は積極的に関与していくべきだ。逆説的に聞こえるかもしれないが、国際社会が取るべき道は、軍事政権、あるいは民政移管後の政権を支え、経済開発を支援していく以外にないのではないか。
 スーチーさん問題で対話の糸口すらない欧米と、自国の国益の思惑から見境なく援助に走る中印という極端な両者の間で、中間的な立場の日本が果たせる役割は大きい。「平和の配当」ならぬ「民主化の配当」として、国民生活に直接つながる医療、教育支援などから始め、同時に「軍を潤しただけ」という結果に終わらぬよう厳密に検討したうえで、経済成長につながる電力や交通網などのインフラ支援も行っていくべきだ。
 76歳と高齢の軍事政権トップのタンシュエ国家平和発展評議会議長は、訪問した潘事務総長に「次に会う時は私は民間人に戻っているかもしれない」と語った。負の連鎖を断ち切るために、議長はこの言葉を実行しなければならない。その後に生まれる新政権に同じ道を歩ませないために、国際社会は対話を続け、支援すべきである。(アジア総局)
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2009年07月05日

2009/7/1 HRW ビルマ:潘基文 国連事務総長のビルマ訪問に求められるのは具体的成果

ビルマ:潘基文 国連事務総長のビルマ訪問に求められるのは具体的成果
Human Rights Watch 2009/7/1
http://www.hrw.org/ja/news/2009/07/01-4
(ニューヨーク) - 潘基文国連事務総長は、今回のビルマ訪問にあたり、ビルマ軍事政権首脳に対して、全政治囚の釈放と、真の政治改革に至る反対勢力との対話の実施を公約するよう強く働きかけるべきだ。ヒューマン・ライツ・ウォッチは本日このように述べた。潘事務総長は、軍事政権に反対する勢力の指導者アウンサンスーチー氏の自宅軟禁の再開や、政治改革に関する曖昧な言葉を、訪問が成功した証として受け入れるべきではない。
潘事務総長は、2009年7月3日からビルマを訪れる。この日は、政治的に訴追されているアウンサンスーチー氏の公判が再開される予定の日でもある。7月1日、訪問先の東京で、潘事務総長は、最重要のベンチマークのうちの3つを具体的に明らかにし、ひとつに全政治囚の釈放、そしてビルマの軍事政権と反対勢力指導者間での国民和解に向けた対話の即時再開、そして「来年〔2010年〕に、中立性、透明性、民主性が高度に担保された上で行われるべき」信頼性のある総選挙への条件作りであると指摘。潘事務総長の指摘は正しい。
「潘事務総長がビルマ軍政首脳に対し示しているのは、国際的孤立を終わらせるための行程表だ」、とヒューマン・ライツ・ウォッチのエクゼクティブディレクターであるケネス・ロスは述べた。「事務総長は、時間稼ぎや駆け引きの時間はもう終わりであること、今必要なのは本当の変化であることをはっきりさせるべきだ。」
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ビルマの人権状況が現在悪化していると述べた。政治活動家への恣意的拘束や脅迫、虐待は増加している。この2年で政治囚の数は倍増し、2100人に上る。少数民族への武力攻撃によって、大量の避難民が発生し続けている。表現・結社・集会に関する基本的な自由は、依然としてほとんど存在していない。
潘事務総長はアウンサンスーチー氏を政治改革の「重要なパートナー」と認めており、氏が拘禁され、裁判にかけられている最近の事態を「絶対に受け入れがたい」としている。スーチー氏は5月中旬に政治的な理由によって起訴され、自宅から刑務所に身柄を移された。氏はこの20年のうち14年以上を自宅軟禁下で過ごしている。
現在拘禁中の人権活動家には、労働活動家スースーヌウェ氏、元学生指導者ミンコーナイン氏、政治活動に関わる仏教僧ガンビラ師などがいる。軍政はサイクロン「ナルギス」の被災者救援にあたった、現地の支援ボランティアのうち少なくとも21人に不当な裁判を行い、投獄している。ビルマで最も有名な喜劇俳優で、59年から35年に刑期が短縮されたザーガナ氏もその一人だ。
「国連は再三にわたってアウンサンスーチー氏の釈放を丁重に求めてきた。だが氏が刑務所から「釈放」されて再び自宅軟禁されるようなことがあれば、大きな失敗になってしまう」とロスは述べた。「潘事務総長の前回のビルマ訪問はサイクロン「ナルギス」後のことだった。しかし、喜劇俳優のザーガナ氏など、政府の救援体制を批判したとして投獄された支援ボランティアたちは、いまだに釈放されていない。」
ビルマ軍事政権は、2010年に総選挙を実施すると発表し、これを政治プロセスの次段階として位置づけている。しかし、この政治プロセスは、15年以上もかかっている見せかけだけのものだ。しかも、現在の情勢下では信頼性のある選挙の実施は不可能だ。じじつ多くの反政府活動家が投獄され、アウンサンスーチー氏が率いる反対政党・国民民主連盟(NLD)の事務所の多くが強制的に閉鎖されており、表現・集会・結社の自由は著しく後退している。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、潘事務総長が軍事政権に対して、2010年総選挙が信頼性のあるものと受け取られる可能性を少しでも存在させるため、表現・集会・結社の自由に関する規制を直ちに解除するよう、強く働き掛けるべきだと述べた。潘基文事務総長は、すべての政党と民族グループが自由に参加することができる真のプロセスにこだわるべきだ。
ヒューマン・ライツ・ウォッチはまた、潘事務総長に対して、選挙に先だって行われている国境地域での民族間対立の増加について深い懸念を表明すること、また国際人権と国際人道法の尊重義務があることをビルマ政府に明確に指摘することを求めた。ここ数週間で、ビルマ国軍の攻撃によって、少数民族の一つカレン人4,000人以上が国境のタイ側に逃れている。ビルマ軍と民族武装組織の緊張が高まっていることは、国家の改革プロセスが全体として失敗していることを示している。
ビルマ政府は、民族的少数者であるロヒンギャ・ムスリムへの継続的な迫害の停止を公けに約束すべきである。政府はロヒンギャにビルマ国籍を長らく認めていない。
国連は、近年、ビルマ軍事政権と国民民主連盟との間の調停役を試みているが、具体的な成果はえられていない。ビルマに関する国連事務総長特使イブラヒム・ガンバリ氏は、これまでも何度かビルマを訪問しており、前回の訪問は潘事務総長の訪問準備のためのものだった。
「ビルマ軍政首脳が、2010年総選挙を正当化するために、潘事務総長の訪問をだしにする危険は現に存在している」とロスは述べた。「もし改革を行うとの言質がまったく取れないのであれば、潘事務総長は、基本的な自由や民主主義といった考え方自体を愚弄するプロセスに正当性は一切認められないと明言すべきだ。事務総長のこうした発言は、ビルマの人々の期待をこれまで裏切ってきた国連安全保障理事会や域内の諸組織に対する強いメッセージとなるだろう。」
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2009年07月03日

2009/7/2毎日 国連事務総長:ミャンマー訪問 スーチーさんの解放要請へ

国連事務総長:ミャンマー訪問 スーチーさんの解放要請へ
毎日 2009/7/2
http://mainichi.jp/select/world/news/20090703k0000m030104000c.html
【バンコク西尾英之】国連の潘基文(バンギムン)事務総長は3日ミャンマーを訪問し、国家防御法違反罪での裁判が続いている民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)の身柄解放を軍事政権に求める。国際社会が求めるスーチーさんの完全解放に政権が応じる可能性は極めて低く、訪問が大きな成果を上げることは難しい情勢だ。
 スーチーさん解放の見通しが立たないなかでの事務総長のミャンマー入りには、「軍事政権を利するだけ」との批判がある。それにもかかわらず事務総長が訪問を決断した背景には、軍事政権が国連に対し何らかの「前向きな対応」を示唆している可能性がある。
 最もあり得るのが、軍事政権が裁判での有罪判決後もスーチーさんを刑務所に収監せず、裁判前の自宅軟禁処分に戻すとの見方だ。だがスーチーさんの身柄拘束が続くことに違いはなく、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は1日、事務総長に対し「スーチーさんを自宅軟禁に戻すとの措置を受け入れてはならない」と強くくぎを刺す声明を発表した。
 AFP通信によると、事務総長は3日、首都ネピドーで軍事政権トップのタンシュエ国家平和発展評議会議長と会談するほか、スーチーさん率いる野党「国民民主連盟」(NLD)を含む10政党の代表と面会する。スーチーさん自身は同日、ヤンゴンの特別法廷で開かれる審理に出廷する見込みで、事務総長との面会が実現するかは不透明だ。
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2009年06月30日

2009/6/30毎日 ミャンマー:スーチーさん裁判 最高裁、スーチーさん側の追加証言を認めず

ミャンマー:スーチーさん裁判 最高裁、スーチーさん側の追加証言を認めず
毎日 2009/6/30
http://mainichi.jp/select/world/news/20090630ddm007030031000c.html
 【バンコク西尾英之】ミャンマー民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)の裁判で、同国最高裁は29日、スーチーさんの弁護団が求めていた弁護側証人2人の追加証言を認めない決定を下した。裁判は、既に追加証言が認められている弁護側証人1人が証言した後、最終弁論を経て結審する見込みとなった。裁判所は次回審理を7月3日と指定している。しかし国連の潘基文(バンギムン)事務総長がミャンマー入りを検討している時期と重なるため、裁判の日程が影響を受ける可能性もある。
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戦禍のタイ国境 カレンの子に笑顔を 読み2009/6/29西日本 聞かせ、塗り絵、ゲーム… 日本のNGO避難所で支援

戦禍のタイ国境 カレンの子に笑顔を 読み聞かせ、塗り絵、ゲーム… 日本のNGO避難所で支援
西日本 2009/6/29
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/105442
 ミャンマーの戦闘激化により国境を越えてタイに逃れた少数民族カレン人の避難所で、日本の非政府組織(NGO)「シャンティ国際ボランティア会」(SVA=本部・東京)が支援活動を始めた。2千人以上の避難民には多数の子どもが含まれており、絵本の読み聞かせやゲームを通して「子どもたちに笑顔を取り戻そう」という試みだ。現地で活動する唯一の日本のNGOとして山中の避難所に足を運んでいる。 (バンコク・柴田建哉)
 カレン語で読まれる絵本に子どもたちが聞き入っている。日本でもおなじみの「おおきなかぶ」。身ぶり手ぶりで語られるストーリーにすっかり引き込まれたようだ。
 タイ北西部メソトから約100キロ。ミャンマー国境近くにあるノンブアの寺院を20日、SVAミャンマー難民事業事務所(メソト)の小野豪大(たけひろ)所長ら6人が訪れた。寺院には数百人のカレン人が今月初旬から寝泊まりしている。
 持参したのは絵本約200冊。日本やタイで出版された絵本の文字の部分にカレン語とビルマ語の翻訳が張り付けられている。このほか塗り絵、ゲーム、おやつ配布…。会場となった本堂には笑顔と歓声が広がった。
 「絵本や塗り絵は初めての子もいたようです。最初は遠慮していてもすぐ打ち解けました。大人も一緒に楽しんでくれました」。小野所長たちは毎週土曜の訪問を当面続ける方針だ。
 ■ノウハウ生かし
 バンコクのスラム支援などに取り組んでいたSVAは2000年以降、メソトなど国境周辺に3事務所を設立。日本人2人、現地スタッフ24人で7カ所のミャンマー難民キャンプを舞台に図書館活動を続けている。
 図書館を造り、本を配布。運営するスタッフをキャンプ住人から養成し、図書館を拠点に読み聞かせや人形劇といった文化活動を行っている。
 今回の避難所訪問は、キャンプでの活動のノウハウを生かして「避難所生活のストレスを和らげよう」と始めた。7カ所の避難所ではタイ政府や国連、各国のNGOが食料、水、衣服の配布や医療ケアを手掛けている。他の支援活動と重ならず、「自分たちの得意分野なので素早く取り組める」(同事務所)という利点もあった。
 避難生活は長い人で1カ月近く。今後の見通しもはっきりしない。母国に戻れるのか。難民キャンプに収容されるのか。新たな避難所を設けるのか。小野所長は「何が必要な支援なのか、現場で探りながら活動を続けたい」と話している。
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2009年06月29日

2009/6/28朝日 国連特使、スー・チーさんとの面会実現せず

国連特使、スー・チーさんとの面会実現せず
朝日 2009/6/28
http://www.asahi.com/international/update/0627/TKY200906270248.html
【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)を訪問中の国連のガンバリ事務総長特別顧問は27日夜、軍事政権との協議を終えて出国した。訴追されてヤンゴン郊外の刑務所内に勾留(こうりゅう)されている民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんとの面会は実現しなかった。
 ミャンマー国営放送は同日夕、ガンバリ顧問が首都ネピドーでニャン・ウィン外相と会談し、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が検討している来月初めの同国訪問について協議したとだけ伝えた。軍政筋によると、ガンバリ氏はヤンゴンで、各国外交団の代表を務めるシンガポール大使とも会ったという。
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2009/6/26ビジネスアイ ミャンマー スー・チーさん裁判 最高刑科し民主化封じへ

ミャンマー スー・チーさん裁判 最高刑科し民主化封じへ
ビジネスアイ 2009/6/26
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200906260003o.nwc#
「国家防御法違反」に問われているミャンマーの民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんの裁判の最終弁論が26日に再開される。判決は、来年に予定される総選挙からスー・チーさんを排除し、民主化運動を弱体化させ、軍事政権の確実な維持を図るものとなろう。
 ミャンマーでは、1962年にクーデターで軍事政権が成立、憲法と議会を停止した。軍政は総選挙までの暫定政権とされたが、90年の総選挙でスー・チーさんが書記長を務める国民民主同盟(NLD)が485議席中392議席を占めると、選挙結果を受け入れず、当選議員の多くは逮捕されるか、国外に逃れた。
 国際社会の批判が強まる中、軍政は国連やASEAN(東南アジア諸国連合)などの要求を受け入れ、2003年に「民主化に向けたロードマップ(行程表)」を発表。新憲法を起草し、国民投票による承認を経て総選挙を実施し、新政府を樹立するとした。
 昨年5月に新憲法案の是非を問う国民投票が行われ、軍事政権は投票率98%で、93%が賛成したとした。
 軍政ナンバー2のマウン・エイ国家平和発展評議会副議長は、裁判を控えた15日、ミャンマーの安定を望む中国を訪問した。ミャンマー軍事政権は中国が背後に付いている限り、国際社会からの制裁も怖くない。インドですら、軍事政権に強く圧力をかけることで、ミャンマーにおける中国の影響が増すことを警戒している。
 NLDはまだ、総選挙への参加の是非を決めていないが、彼らが求める全政治犯の釈放、憲法改正、選挙の国際社会による監視を、軍政が受け入れるとは考えられない。
 反政府勢力が分裂・弱体化する中、軍政に対抗できる力を結集できるのはスー・チーさんしかいない。裁判で軍政は、スー・チーさんに最高刑の禁固5年を科す可能性が高い。
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2009年06月26日

2009/6/26毎日 ミャンマー:スーチーさん裁判 自宅侵入事件「主犯は米国男性」 軍事政権、軟化か

ミャンマー:スーチーさん裁判 自宅侵入事件「主犯は米国男性」 軍事政権、軟化か
毎日 2009/6/26
http://mainichi.jp/select/world/news/20090626ddm007030124000c.html
【バンコク西尾英之】ミャンマー民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)の裁判で25日、軍事政権のキンイー警察長官が記者会見し、スーチーさん自宅侵入事件の「主犯」は米国人男性、ジョン・イエタウ被告(53)との見方を示した。スーチーさんに犯意がなかったことを認めたとも取れる発言で、軍事政権がスーチーさんへの姿勢を軟化させた可能性がある。
 AP通信によると長官は、被告が昨年タイ国内で亡命ミャンマー人の民主化グループと接触していたことに触れ、「何らかの組織か個人がイエタウ被告を支援していた可能性はあるが、イエタウ被告が主犯であることは明白だ」と述べた。
 地元記者の間では長官発言について「イエタウ被告の背後に反政府組織がいたと指摘しただけ」との声もあり、見方が割れている。
 イエタウ被告は5月3日、スーチーさんの自宅軟禁中の自宅裏の湖を泳いで侵入し、6日未明に再び泳いで戻ろうとしたところを逮捕された。軍事政権はスーチーさんが「軟禁条件に違反して同被告と無断で接触した」として国家防御法違反の罪で起訴。裁判ではスーチーさんは「イエタウ被告が疲れ切っていたので滞在を認めただけ」と無罪を主張した。
 裁判は政権側が、来年予定の20年ぶりの総選挙期間までのスーチーさん拘束継続を狙った政治的なものとの見方が強く、スーチーさんに最高禁固5年の有罪判決が出ることが確実視されている。
 しかしスーチーさん起訴に国際社会は激しく反発。国連の潘基文(バンギムン)事務総長が来月上旬、軍事政権にスーチーさんに対する柔軟な対応を求めるためミャンマー訪問を検討している。国連のガンバリ事務総長特別顧問(特使)は26日、ミャンマー入りし軍事政権幹部らと会談する予定で、AFP通信によると、事務総長は特使の報告を聞いたうえでミャンマー入りを最終決断するという。
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2009/6/26毎日 ミャンマー:ガンバリ特使、26日訪問 軍事政権と会談

ミャンマー:ガンバリ特使、26日訪問 軍事政権と会談
毎日 2009/6/26
http://mainichi.jp/select/world/news/20090626k0000m030071000c.html
【バンコク西尾英之】ミャンマー軍事政権による同国民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)に対する裁判に関連し、国連のガンバリ事務総長特別顧問(特使)が26日ミャンマー入りする。潘基文(バンギムン)国連事務総長はこの問題で7月上旬のミャンマー訪問を検討しており、特使から軍事政権との会談結果を聞いたうえで、最終的に訪問の是非を決断するとみられる。
 AP通信によると、人権団体や一部の国から、この時期の事務総長のミャンマー入りについて「軍事政権側に利用されるだけ」と反対の声が出ている。
 ガンバリ特使は2日間滞在し、首都ネピドーで軍事政権幹部と会談するほか、国民民主連盟(NLD)幹部などスーチーさん側関係者とも面会する見込み。刑務所内の居住施設に拘置中のスーチーさんとの面会が実現するかは不明だ。
 最長禁固5年の有罪判決が確実視されているスーチーさんの裁判について、欧米を中心とした国際社会は激しく反発。裁判の日程は当初の予想よりも大幅に遅れており、軍事政権が批判をそらすために時間稼ぎをしているとの見方も出ている。
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2009/6/25 AFP オバマポスターの作者、次の題材はスー・チーさん


【6月25日 AFP】前年、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の選挙ポスターで一躍有名になったロサンゼルス(Los Angeles)在住の芸術家シェパード・フェアリー(Shepard Fairey)氏が、今、ミャンマーの民主化指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんで同様のポスターを制作中だ。
 ポスターは、にこやかなスー・チーさんの顔に赤い光線が差し込み、心臓のところにハトが舞っているという構図になるという。オバマ大統領のポスターでは下の方に「HOPE」が大書されたが、スー・チーさんのポスターでは上部に「FREEDOM TO LEAD」の文字が入るという。
 フェアリー氏は、制作の意図について、「いつ終わるともしれない彼女の自宅軟禁とビルマ(=ミャンマー)の軍事政権の抑圧体質について、広く知ってもらうため」と説明した。
 スー・チーさんは、過去19年間のうち通算13年の軟禁生活を送っており、前月には自宅軟禁の条件に反して自宅に外国人を滞在させたとして、ミャンマーの軍事政権に起訴され、悪名高いインセイン刑務所(Insein Prison)に収監されている。有罪の場合、最高5年の禁固刑が科せられる。
 フェアリー氏にポスターの制作を依頼したのは、人権団体「Human Rights Action Center」の代表で1999年にスー・チーさんと面会した経験を持つジャック・ヒーリー(Jack Healey)氏だ。「彼女はわたしにとって、(国連の)世界人権宣言(Universal Declaration of Human Rights)のシンボル。彼女がミャンマーの実権を握れば、拷問はただちになくなり、7万人の少年兵は姿を消し、麻薬密売も影をひそめるだろう」とヒーリー氏は語る。(c)AFP
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2009年06月22日

2009/6/21西日本新聞 WORD BOX カレン民族同盟(KNU)

WORD BOX カレン民族同盟(KNU)
西日本新聞 2009/6/21
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/6630/
カレン民族同盟(KNU)  ミャンマーは約7割のビルマ人のほか、シャン、カレンなど多くの少数民族で構成されている。少数民族は大戦後、自治や独立を求めて反政府活動を行っていたが、大半は軍政と停戦を締結。現在、最大の反政府武装勢力がカレン人によるカレン民族同盟。カイン州の山中を拠点に武装闘争を継続。KNUから分離した民主カレン仏教徒軍(DKBA)が軍政に協力していることもあり、KNUは衰退している。
焦点・FOCUS=ミャンマー少数民族カレン人受難 戦火逃れタイへ2000人 組織拠点を国軍が攻撃 寺院床下途方に暮れ
(2009年6月21日掲載)
 ミャンマー東部の少数民族カレン人がタイに大量避難している。ミャンマー国軍が今月初旬から、反政府武装組織カレン民族同盟(KNU)の拠点に徹底攻撃を仕掛けたためだ。戦火を逃れて国境を越えたのは女性や子どもを中心に2000人以上。タイ政府や国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も緊急支援に乗り出した。避難民は母国に戻れるのか。「世界難民の日」の20日、新たな難民が国境に生まれようとしている。
 (タイ北西部ノンブア・柴田建哉)
 ミャンマー国境近くノンブアの山中にある寺院。本堂のほか床下、UNHCRのテントに数百人の避難民があふれていた。ほとんどが女性と子どもたち。乳飲み子をあやす姿も目立つ。
 「砲弾が村に撃ち込まれた。怖かった」。ノンガーさん(28)は今月初旬、夫とともに1歳から7歳まで3人の子を抱き、手を引いてひたすら逃げた。銃声を背に2日間山中を歩き、3つの川を越えた。
 「これからのことは何も考えられない。家がどうなっているか心配だ」。ノンガーさんは床下にじっと座り込んでいた。
 ■住民で「地雷探知」
 住民の恐怖は戦火だけではない。難民支援団体の関係者によると、KNUは拠点周辺に地雷を埋設して防御線を張っている。このため国軍はこれまでも、住民を徴用して「地雷探知」目的に先頭を歩かせることがあり、戦闘激化による徴用を恐れて逃げた住民もいるという。実際、国境近くのタイの病院には地雷による負傷者が10人程度搬送されている。
 国軍が攻撃に不利な雨期(5月―10月)に大規模な掃討作戦を仕掛けるのは異例のことだ。
 背景をめぐって推測を呼んでいる。「2010年に軍政が予定している総選挙前の掃討を図った」「民主化指導者アウン・サン・スー・チーさんの裁判から国民の目をそらすため」「他の少数民族に不穏な動きがあったので警告を込めた」
 戦闘による死傷者数さえ判明せず、軍政の狙いも明らかではない。ただタイ側にまで響いていた砲声は18日以降途絶えた。「周辺のKNU拠点は制圧されたのではないか」。現地ではそんな見方が強まっている。
 ■難民流入止まらず
 避難民は現在、国境近くの寺院など7カ所に分散している。タイ政府は今後、3カ所に集め、支援団体とも協力して医療や食料の支援に取り組む方針だ。避難民の一部はミャンマーに戻ったとの情報もある。逆にミャンマー難民が暮らす近くのメラ・キャンプに入り込んだケースもある。
 国軍の攻撃が今後、カイン州北部のKNUの拠点にまで及べば避難民は膨らむ可能性がある。
 国境沿いに点在するタイの難民キャンプには既に十数万人が暮らし、戦火や迫害、貧困を逃れて次々と流入している。
 国連関係者は「祖国を追われる難民が後を絶たないことがミャンマーの混迷を何より物語っている」と指摘している。
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2009/6/20 NHK スー・チーさん誕生日で集会

スー・チーさん誕生日で集会
NHK 2009/6/20
http://www.nhk.or.jp/news/k10013754611000.html
ミャンマーの民主化運動の指導者アウン・サン・スー・チーさんは、軍事政権によって刑務所内の施設でこう留されたまま、19日に64歳の誕生日を迎え、スー・チーさんが率いる政党は集会を開いて、あらためて即時解放を訴えました。
軍事政権によって自宅に軟禁されていたスー・チーさんは、先月14日、当局に無断で外部の人間に接触したとして起訴され、ヤンゴンの刑務所内にある裁判所で審理にかけられており、1か月余りにわたって刑務所内の施設でこう留されています。スー・チーさんは19日に刑務所の中で64歳の誕生日を迎え、これにあわせてスー・チーさん率いる政党がヤンゴンの政党本部で集会を開きました。政党のスポークスマンによりますと、この中で、参加者たちは、裁判はスー・チーさんの影響力を封じ込めておきたい軍事政権の政治的な動機に基づいたものだと批判し「スー・チーさんの解放なしに国に未来はない」という声明を読み上げ、スー・チーさんの即時解放を訴えました。集会には数百人が集まり、大勢の治安部隊が周辺に展開して、一時は緊迫した場面もありましたが、大きな混乱にはなりませんでした。スー・チーさんに対しては、有罪判決が下されるのは確実との見方が強まっており、世界各国の著名人がインターネット上で即時解放を求めるメッセージを寄せ、国際社会からの懸念が強まっています。
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2009年06月19日

2009/6/18毎日 ミャンマー:武装組織の拠点制圧 政府軍、「国民和解」演出か

ミャンマー:武装組織の拠点制圧 政府軍、「国民和解」演出か
毎日 2009/6/18
http://mainichi.jp/select/world/news/20090619ddm007030040000c.html
【バンコク西尾英之】タイ・ミャンマー国境からの情報によると、ミャンマー政府軍は18日までに、同国東部カイン(カレン)州中部のタイ国境沿いにある反政府武装組織「カレン民族同盟」(KNU)の複数の拠点を、ほぼ制圧した。KNUの兵士は同州北部方面へ逃走しており、KNUのさらなる弱体化は確実な情勢だ。
 タイ軍筋などによると、17日までは国境の川をはさんだミャンマー側から激しい砲撃音が聞こえたが、18日には聞こえず、戦闘はほぼ終結した模様だ。同日にはタイ側に逃れていたカレン族難民の一部がミャンマー側に戻り始めたという。
 政府軍は今月に入り、親政府勢力「民主カレン仏教徒軍」(DKBA)とともにタイ国境間際まで進攻し、掃討作戦を開始。来年予定される総選挙を前に、軍事政権は「国民和解」を演出するため、武装闘争を続けるKNU掃討に乗り出したとみられる。
 現地の援助関係者は「軍事政権はKNUを徹底的に弱体化させたうえで、和平協定締結に持ち込む意向ではないか」と推測する。
 KNUは第二次大戦直後から少数民族カレン族の独立を求めて武装闘争を開始したが、90年代に入ると軍事政権が攻勢を強め、多くの支配地域を失うなど勢力を弱め続けている。
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2009/6/18 AFP スー・チーさん、19日に誕生日 世界各地で祝賀と釈放求める声


【6月18日 AFP】ミャンマーの民主化指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんが19日、64歳の誕生日を迎えるが、世界各地の支持者らはスーチーさんを祝う準備を整えるとともに、ミャンマー軍事政権によって起訴されているスー・チーさんの釈放を求める声をあげている。
 スー・チーさんは湖畔の自宅に泳ぎ着いた米国人男性を滞在させたことで、軟禁条件違反とされ、軍事政権に起訴されている。このため誕生日は、現在拘束されているヤンゴン(Yangon)の悪名高いインセイン(Insein)刑務所内で迎えることになる。
 1990年の選挙でスー・チーさんが率いる国民民主連盟(National League for Democracy、NLD)が圧勝し、軍事政権がこれを認めることを拒否して以来、スー・チーさんは過去19年のうち13年間を拘束下で暮らしてきた。 
■ヤンゴンの国民民主連盟本部
 ヤンゴンのNLD本部では、党員たちがスー・チーさんの誕生日を祝う準備を進めている。内容は仏僧に朝食を提供するなど、例年の誕生日と変わりない。
 同党幹部のレイ・レイ(Lei Lei)氏はAFPの取材に「今年もまた本人なしで誕生パーティーをしなければならない。釈放されれば非常に喜ばしい。そうなるよう願い祈っている」と語った。
 また別の党幹部メイ・ウィン・ミン(May Win Myint)氏は、祝賀会の予定について「早朝に5人の仏僧に夜明け食事を提供し、その後、風船とハト、スズメを空に放つ。それから小さなパーティをする」と明かした。
■世界各地でも記念行事、サイト上ではバースデーメッセージ募集
 一方、世界各地でもスー・チーさんの誕生日を祝う行事が行われる。マレーシアではライブ・コンサートとスピーチ・リレーが、アイルランドとオーストラリアでは夜通しの祈りが、タイでは討論会が予定されている。
 インターネット上には「スー、64歳(64 for Suu)」と題するサイトが立ち上げられ、スー・チーさんへのバースデー・メッセージを集めている。多くはマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」や動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」を通じ、これまでに1万通が寄せられた。
 メッセージを寄せた著名人には、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相、英国人サッカー選手のデビッド・ベッカム(David Beckham)さん、米俳優のジョージ・クルーニー(George Clooney)さんやジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)さんなどがいる。(c)AFP
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2009/6/18 ロイター ミャンマー軍政、7月初めに国連事務総長を招請=外交関係者

ミャンマー軍政、7月初めに国連事務総長を招請=外交関係者
ロイター 2009/6/18
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-38611020090618
[国連 17日 ロイター] 複数の西側外交関係者が匿名で明らかにしたところによると、ミャンマー軍政が潘基文・国連事務総長を7月初めに同国に招請した。
 ただ、事務総長は軍政がこうした訪問をプロパガンダ目的で利用する可能性があると懸念しており、招請を受けるかどうかは不明という。
 ある外交関係者はロイターに「事務総長はミャンマー訪問について、民主化指導者アウン・サン・スー・チー氏の裁判にいかなる正当性を認める意思表示ともみなされたくないと考えている」と語った。
 事務総長スポークスマンは、事務総長はミャンマーを訪問するかどうかの最終決定を下していないと述べた。 
 スー・チー氏は、自宅軟禁の条件を守らなかったとして、裁判を受けている。
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2009/6/17日経 ミャンマー最高裁、スー・チー氏弁護団の訴え受理

ミャンマー最高裁、スー・チー氏弁護団の訴え受理
日経 2009/6/17
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090617AT2M1702517062009.html
【バンコク=三河正久】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏(63)の裁判で、ミャンマー最高裁判所は17日、スー・チー氏側の証人を増やしてほしいとする同氏弁護団の訴えを受理した。スー・チー氏の弁護士が明らかにした。最高裁は今後1〜2週間内に検察側、弁護側の双方から意見を聴取し、証人を増やすかどうかの判断を下す見通し。
 スー・チー氏は国家防御法違反の罪に問われ、特別法廷で先月17日から裁判を受けている。同法廷は検察側に15人の証人を認めたが、スー・チー氏側には1人しか認めなかった。弁護団の訴えを受けヤンゴン高裁が証人1人の追加を認めたが、弁護団はこれを不服として最高裁に訴えていた。(17日 21:44)
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2009年06月16日

2009/6/15 NEWS47 スー・チーさん励ますサイト 誕生日にメッセージ募る

スー・チーさん励ますサイト 誕生日にメッセージ募る
NEWS47 2009/6/15
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061501000388.html
ミャンマーで拘置中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんが19日に64歳の誕生日を迎えるのに合わせ、日本や欧米の人権団体がスー・チーさんを励ます「64語のメッセージ」をインターネットのサイトで募っている。
 文字だけでなく動画や写真を添えて投稿することもでき、閲覧は自由。ブラウン英首相が「自由のない誕生日はこれで最後に」と早期解放を求めるなど、各国の著名人を含め8千を超えるメッセージが既に集まり、支援の輪が広がっている。
 自宅軟禁や亡命の経験があるモルディブのナシード大統領は「人の魂は抑えつけられない。弾圧の鎖はいつか壊れる」とエール。作家のいとうせいこうさんも「貴方が自由であることは、私たちの自由に関係あります」などとしたためた。
 スー・チーさんは軍事政権によって、1989年から断続的に軟禁されており、今年5月に米国人を許可なく自宅に入れたとして国家防御法違反の罪で起訴された。現在は刑務所内の居住施設に拘置されている。
 活動に参加する国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル日本」の熊沢新さんは「スー・チーさんへの励ましや軍政へのけん制につながれば」と期待している。
 URLはhttp://www.64forsuu.org/
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2009年06月13日

2009/6/13時事 国連総長、月末の訪日検討=北情勢で協議、ミャンマー入りも

国連総長、月末の訪日検討=北情勢で協議、ミャンマー入りも
時事 2009/6/13
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009061300167
【ニューヨーク12日時事】国連の潘基文事務総長が今月末から7月初めにかけての日本訪問を検討していることが12日、分かった。気候変動や経済危機といった世界規模の課題のほか、北朝鮮、ミャンマー情勢などについて日本側と意見交換したい考えだ。また、訪日後にミャンマー入りする方向で日程を調整中という。 
 複数の外交筋によれば、潘事務総長は麻生太郎首相との会談を検討。日本が温室効果ガス削減の中期目標を発表したことを踏まえ、温暖化対策の次期枠組み交渉で主導的役割を果たすよう要請するとみられる。
 北朝鮮情勢に関しては、核問題に加え、人道支援について日本当局と討議する可能性がある。ミャンマー情勢では民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの解放や同国の民主化に向け、日本側の協力を要請する方針だ。
 一方、潘事務総長はミャンマー訪問が実現した場合、国家防御法違反罪に問われているスー・チーさん解放を訴えるため、軍事政権最高幹部のタン・シュエ国家平和発展評議会議長との会談を目指す。スー・チーさんとも面会したい意向だ。
 潘事務総長は昨年5月にサイクロン被災後のミャンマーを訪れ、翌6月に日本を公式訪問した。(2009/06/13-11:26)
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2009/6/12 CNN 国家防御法違反のスー・チー氏の審理また延期、3回目

国家防御法違反のスー・チー氏の審理また延期、3回目
CNN 2009/6/12
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906120010.html
(CNN) 湖を泳いで忍び込んだ米国人男性を自宅に不法滞在させたとして国家防御法違反で訴追されたミャンマー(ビルマ)の政治改革運動指導者アウン・サン・スー・チー氏の特別法廷当局者は12日、同日予定されていた審理が6月26日までに延期されたことが決まったと述べた。
裁判は5月18日に開廷したが、延期はこれで3回目となった。スーチー氏は19日で64歳の誕生日を迎える。今回の延期決定は、スー・チーさん側が2人の追加証人申請を最高裁に求めたことに伴う措置とみられる。
公判では最終弁論も残っており、判決は7月にずれ込む可能性も出てきた。
スー・チー氏は5月22日の罪状認否で、米国人男性は知り合いでもなく、侵入の目的も知らないなどとして無罪を主張している。また、自宅軟禁下にあった条件で男性の侵入を許したのは警備の失態とも強調していた。
米国人男性のジョン・ウィリアム・イエトー被告(53)は裁判で、スー・チー氏がテロリストに暗殺される恐れがあり、同氏を守るため「神」の命で自宅に侵入したなどと述べていた。
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2009年06月11日

2009/6/11日経 独仏首脳、ミャンマー政権を批判

独仏首脳、ミャンマー政権を批判
日経 2009/6/11
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20090611D2M1104111.html
 【パリ=野見山祐史】サルコジ仏大統領とメルケル独首相は11日にパリで会談し、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー氏を拘束するミャンマー軍事政権を重ねて非難した。そのうえで同氏の解放に向け、中国やインドなどの周辺の有力国が軍事政権に外交上の圧力をかけることが重要との考えで一致した。
 サルコジ氏は「スー・チー氏に電話連絡を取ろうとしたが、軍事政権に阻まれた」と説明。軍事政権から国家防御法違反に問われている同氏が「近く有罪を宣告されるのは避けられない」との見通しを示した。
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