2009年06月12日

2009/6/11 UNHCR パキスタンで爆撃、UNHCR職員の冥福を祈る

パキスタンで爆撃、UNHCR職員の冥福を祈る
UNHCR 2009/6/11
http://www.unhcr.or.jp/news/2009/090611.html
UNHCRジュネーブ(10日)発:
9日夜、パキスタンのペシャワルのホテルで起きた爆撃により、命を落としたUNHCR職員のアレクサンダー・ヴォルピックに、アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官と、世界中のスタッフ一同が追悼の意を示した。
グテーレス国連難民高等弁務官は、UNHCRジュネーブ本部にて、アレクサンダー・ヴォルピックについて「UNHCRの緊急ロスターに自ら志願し、先月、何十万人もの避難民の保護活動のため、専門家を含むチームと共に北西辺境地域に赴任した。彼にとって初めての緊急ミッションの中、最期まで任務を尽くした。UNHCRスタッフ一同はこの訃報に大変衝撃を受けており、ベオグラードにいるご家族に心から哀悼の意を表する」と述べ、「いかなる理由であれ、正当化できない」と加えた。
今年の2月には、UNHCR職員のサイド・ハシムがパキスタン南部、クエッタにて射殺された。その際、拉致されたUNHCRクエッタ事務所長、ジョン・ソーレキは2カ月間の拘束の後、開放された。
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2009/6/10 techinsight 【アフリカ発!Breaking News】路上の難民に悪臭液体を噴射。加熱する難民排斥の声。(南ア)

【アフリカ発!Breaking News】路上の難民に悪臭液体を噴射。加熱する難民排斥の声。(南ア)
techinsight 2009/6/10
http://japan.techinsight.jp/2009/06/southafrica200906091040.html
先週の金曜日にヨハネスブルグの教会前で「悪臭の液体」が撒き散らされ、教会前で寝泊りをしていたジンバブエ難民たちが被害を被った。ジンバブエ難民は以前から退去するように言われており、今回も業を煮やした人たちが行なった悪質な嫌がらせと見られている。
金曜日の午後8時半、ヨハネスブルグのセントラル・メソジスト教会の前を「下水のような悪臭のする液体」を撒いたトラックがあった。
同教会には、2,563人ものジンバブエ難民が寝泊りをしており、教会内部に入りきらない人たちが教会前の歩道で寝ていた。目撃者によると、5人の男性がトラックに乗っており、異臭を放つ液体を撒いていたそうだ。水を撒いている男性たちは、ジンバブエ難民を「ゴミ」「価値なし」といった目で見ていたそうだ。
ジンバブエ難民の人々は、洋服が濡れたばかりでなく、食糧、寝床もびしょぬれ、健康に害がないものかどうかもわからず、不安な日々を過ごしている。
翌土曜日にヨハネスブルグ市からの保健調査員が周辺の調査、水の分析、人々のインタビューなどを行なった。
その後の調査で、悪臭の液体を撒いたのは「Red ants」というセキュリティ会社と判明した。しかし、撒かれた水の正体はまだわかっていない。
ジンバブエ難民が教会周辺にたむろしていることで、周りの店や会社は迷惑を被っていたようだ。牧師は時には素晴しい行為だと賛美され、時には批判された。ひどいときには殺すと脅されたこともあったそうだ。今年に入ってからも教会の横にある裁判所から、難民の退去と、教会前に設置された難民用のトイレの撤去を求められた。3月になって、州政府はヨハネスブルグ市内と郊外に6箇所の建物を難民用と指定した。教会前のジンバブエ難民たちは6月半ばには立ち退くよう言われている。
前大統領ムベキの妹がジンバブエ大統領の1人ムガベの妻であること、アパルトヘイト時代に助けてもらったことなどから、南アフリカ政府はこれまで多くのジンバブエ難民を受け入れてきたが、その後の対策がなされていないのは失策ではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)
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2009/6/9シネマツゥデイ 6歳で誘拐され、虐殺の日々…壮絶な人生を歩んだボクサーのドキュメンタリーが完成!

2009/6/9シネマツゥデイ 6歳で誘拐され、虐殺の日々…壮絶な人生を歩んだボクサーのドキュメンタリーが完成!
2009/6/9 シネマツゥデイ
http://cinematoday.jp/page/N0018391
[シネマトゥデイ映画ニュース] 6歳のときに誘拐され、ウガンダ国民抵抗軍の兵士として強制的に大量虐殺の訓練を受けた過去を持つ、IBFジュニア・ミドル級チャンピオンのカシーム・オウマを追った感動のドキュメンタリー映画『Kassim the Dream(カシーム・ザ・ドリーム)』(原題)のキーフ・デヴィッドソン監督に話を聞いた。
映画『ラストキング・オブ・スコットランド』ギャラリー
 映画『ラストキング・オブ・スコットランド』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したフォレスト・ウィッテカーがプロデュースをしている本作。カシームを題材に製作しようとした経緯は? 「少年兵を扱った映画を作ろうと思っていたんだけど、それには力強くダイナミックなキャラクターが必要だと思った。そんなとき、新聞でカシームについての記事を見つけた。そこには、これまでの彼の歩みが書いてあってね。それがすべての始まりだった」と語る。
 抵抗軍から抜け出したカシームはどうやってビザを取得し、アメリカに滞在することができたのか? 「抵抗軍でボクシングのトレーニングをしていた彼は、まずウガンダでアマチュア・チャンピオンになった。そしてアメリカで行われる大きな軍隊のボクシング・トーナメントへ参加するため、チーム全員にビザが渡されたそうだ。ビザの価値に気付いたカシームはトーナメント後、そのままアメリカに住み始めたんだ。同じようにアメリカに住み付いたチームメートも何人かいるんだよ。カシームはグリーンカードを取得する前は、政治的保護を要求してアメリカに滞在していたんだ」とのことだ。
 6歳のときに誘拐されて国民抵抗軍に加わったカシーム。彼のような年齢の少年が、抵抗軍に誘拐されるというケースは頻繁にあるのだろうか? 「残念なことだが、かなりある。彼を誘拐したのは、NRA(National Resistance Army)という抵抗軍だったが、現在勢力を持っているLRA(Lord's Resistance Army)は、この20年間で相当の数の子どもたちを誘拐しては、軍に加入させているんだ。その数は3万とも言われているが、現在LRAはウガンダを離れ、コンゴを支配し、子どもたちを誘拐しているんだよ。多くの人たちはこの問題を過去のことと考えているようだが、進行中の問題なんだ」と深刻な現状を教えてくれた。
 無断で軍を離れたカシームだが、ウガンダ共和国大使の許可を経て、再びウガンダに戻った。彼は国民のヒーローと評価される反面、抵抗軍での非道な行いが批判されてもいる。人道主義の人物として立ち上がろうとしているカシームだが、その道は険しいという。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)
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2009年06月11日

2009/6/11 読売 ドキュメンタリーで◇解説で  難民を知る

ドキュメンタリーで◇解説で  難民を知る
読売 2009/6/11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20090610-OYT8T01254.htm?from=dmst3
国連が定めた6月20日の「世界難民の日」を前に、12日から京都市と兵庫県内の5大学で「難民映画上映会」(難民を映画から考える会in関西主催)が開かれる。映画を通じて難民問題への理解を深めてもらうことを目的としており、上映に合わせて国際ボランティア団体の関係者や研究者、作品を手がけた監督らによる解説もある。
 上映作品の一つ、「ガーダ パレスチナの詩」は、ガザ地区難民キャンプで生まれ育った女性ガーダの生き様に迫るドキュメンタリー。若い頃は地元の古い慣習に反発心を覚えたガーダだったが、やがて民族の歴史と向き合い、パレスチナ人としてのアイデンティティー(帰属意識)に目覚めていく様子を、日本人ジャーナリスト古居みずえさんが10年を超す交流をもとにフィルムに収めた。封建的な男性社会であるパレスチナにあって多くの女性の生の声を紹介する試みが意欲的だ。
 また、「ビルマ、パゴダの影で」は、ミャンマー軍事政権による少数民族への迫害の無慈悲さを訴える作品。スイス生まれの女性監督がクルーたちと「観光用PR番組の撮影」と偽ってミャンマーに潜入し、強制労働や拷問を逃れるため、ジャングルの奥深くを移動しながらひっそりと暮らす難民らの証言を丹念に集めた。
 いずれも入場無料。問い合わせは日本国際民間協力会(NICCO)(075・241・0681)へ。
□上映スケジュール□
◆「ビルマ、パゴダの影で」
 12日午後6時半、京都外国語大(右京区)
◆「Invisible Children」
 15日午後5時半、関西学院大上ヶ原キャンパス(兵庫県西宮市)
◆「大地に響く歌」「ガーダ パレスチナの詩」「Invisible Children」「難民 故郷をはなれて」
 15〜18日午後3時10分、同大学三田キャンパス(兵庫県三田市)
◆「ガーダ パレスチナの詩」
 25日午後4時半、立命館大衣笠キャンパス(北区)
◆「バックドロップ・クルディスタン」
 30日午後6時、同志社大今出川キャンパス寒梅館(上京区)
◆「ガーダ パレスチナの詩」
 7月3日午後5時半、京都大稲盛財団記念館(左京区) ※古居みずえ監督の解説あり
◆「ビルマ、パゴダの影で」
 同11日午後2時半、同
(2009年6月11日 読売新聞)
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2009年06月10日

2009/6/9 swissinfo.ch ネバー・ギブ・アップ赤十字

ネバー・ギブ・アップ赤十字
swissinfo.ch 2009/6/9
http://www.swissinfo.ch/jpn/front.html?siteSect=105&sid=10801538&cKey=1244554611000&ty=st
キューバ・グアンタナモの米軍基地にある収容所やクラスター爆弾への対処は進んでいるが、世界には依然として解決しなければならない問題が多いと赤十字国際委員会は述べる。
6月24日、赤十字国際委員会 ( ICRC ) の会長ヤコブ・ケーレンバーガー氏は、アンリ・デュナンが赤十字国際委員会の元となる組織を創設する契機となった悲惨な「ソルフェリーノの戦い 」の150周年記念を迎えるに当たって、同委員会が直面している問題について語った。
 赤十字国際委員会にとって2009年は、「ジュネーブ条約 ( The Geneva Conventions ) 」調印の60周年記念と「国際赤十字・赤新月社連盟 ( IFRC ) 」創設90周年記念でもあった。
 「国際赤十字・赤新月社の運動 ( The International Red Cross and Red Crescent Movement ) 」の歴史を記念する予定行事の中には、6月23日から28日までの間に120カ国の若者が北イタリアのソルフェリーノに集い、今日の人道問題に対する取り組みについての明確な構想を話し合う集会も含まれる。
swissinfo : 今後、赤十字国際委員会が取り組まなければならない主要課題は何ですか?
ケーレンバーガー : 武力紛争やそのほかの武力による衝突の被害を受けている人々との接触を引き続き促進することです。
また国際人道法の遵守 ( じゅんしゅ ) のために粘り強く戦い続けなければなりません。わたしたちが希望するよう国際人道法が遵守されたことはありませんでしたが、断固として努力を続ければ前進できます。
swissinfo : しかしスリランカ、イスラエルとパレスチナ、アフガニスタン、イラク、グアンタナモ、テロとの戦いなど、当事者が国際人道法を無視していると思われる最近の紛争を考えた場合、ジュネーブ条約とそれに関連した法規制を見直すべきではないでしょうか?
ケーレンバーガー : わたしたちにとっては、既存の法律をしっかり遵守することが主要課題です。しかし、法規制が最新かつ完全であると明言できるような余裕のある状況は絶対にあり得ません。まず国際人道法の領域を明確にしなければなりません。例えば、紛争に直接参加していない市民の救命を確保しようとするならば、現在重要な問題点となった戦争行為への直接的な参加というものについての概念を明確にしなければなりません。赤十字国際委員会は、この問題についての研究を出版したばかりです。
過去2年間わたしたちは、どの程度まで条約法を拡大すべきか、特に国内武力紛争における国際人道法の適用について、非常に注意深く研究を重ねてきました。
swissinfo : グアンタナモ収容所は閉鎖が予定されています。最近アメリカを訪問なさいましたが、以前問題になったアメリカの拘留・尋問方針は、現在ジュネーブ条約に完全に準拠していると確信していますか?
ケーレンバーガー : 2009年1月22日にバラク・オバマ米大統領は、グアンタナモ収容所のために調査委員会を設立すること、拘留方針と収容者の移送、尋問に関する3つの行政命令に署名しました。
4月にその調査委員会の件でわたしはワシントンに行きました。そして国防長官、法務長官、国家安全保障補佐官を含む委員会のメンバー全員に会いました。調査の結果を待たなければなりませんが、この作業に緊密にかかわることは、わたしたちの意見を伝えることができるため、赤十字国際委員会にとって非常に良い兆候と言えます。
米新政権は、いかなる形の拷問も完全に拒否することを明確に表明しています。ジュネーブ条約の遵守についても疑問をさしはさむことは無く、グアンタナモ収容所を1年以内に閉鎖する予定を発表しました。これらはすべて良いニュースです。
swissinfo : スイスの赤十字社は、近頃ボランティアの人数が減少し、スピリットが低下したと報告しましたが、これが将来赤十字国際委員会の活動の問題になると思いますか?
ケーレンバーガー : ボランティア・スピリットの変化が運動全体の問題になるとは思いません。アフリカには人道問題と紛争が多々ありますが、ボランティアの数は減少していません。
私の知る限り、これはむしろ西側の問題によるものです。興味深いことに人道問題のためのボランティア活動に対する関心が低下したように見うけられる一方、ほかの分野のためのボランティア活動に対する関心は失われていないようです。
swissinfo :公の場でいつ発言するかという微妙な問題にどう対処していますか?
ケーレンバーガー : これも重要課題の1つ、この仕事で私が非常に苦心していることの1つです。「今これを公表すべきタイミングか否か?、公表するまたはしないことの利点と問題点は何か?」とよく自問自答しています。綱渡りのようなものです。
国際人道法に対する違反の可能性があると公に告発する前に、照らし合わせなければならない明確かつ詳細な基準があります。
第1の基準は、国際人道法に対する組織的で深刻な違反が存在すること。第2は、わたしたちと紛争当事者との間で幾度も行われた2者間協議すべてにおいて大きな効果をもたらすことができなかったと確定されること。第3に、わたしたち自身がそうした違反があったことを直接目撃、または信頼できる情報源から知らされていることです。そして最後の基準は、わたしたちが公の場で話すことが、被害者のためにとって成し得る最善の手段であると確信していることです。これらの基準が満たされた場合、赤十字国際委員会は国際人道法の違反を公に告発できます。
戦争で苦しむ人たちと接触するために、機密の保持は赤十字国際委員会にとって非常に重要な手段ですが、これは無制限ではありません。

swissinfo : 非常に困難かつ厳しい労働環境にさらされてきましたが、過去9年の間、希望の光や現状打破の突破口になったのは何でしたか?
ケーレンバーガー : 世界各国にある赤十字社と赤新月社はすべてそれぞれの課題を抱えていますが、全社が協力することによって大きなインパクトを生み出すことができるという興味深い可能性があります。
赤十字国際委員会と各国の赤十字社・赤新月社が互いに補完し合って活動することによってしか影響を与えることができないということはよくあります。最近パキスタンの北西部にある国境付近の地方を訪問したとき、パキスタンの赤新月社とわたしたちの協力によってポジティブな影響が生まれていたのを見ることができました。
レバノン南部、グルジア、ガザの最近の状況を見れば分かるように、緊急危機に対する赤十字国際委員会の運営能力と緊急配備能力も満足のいくものです。
また、国際人道法についてもポジティブな展開があります。人道援助の分野において、国際人道法の遵守のために働いているスタッフが十分いないなどという状況は想像もできません。たくさんのスタッフを抱えていることは、ポジティブな結果を生み出します。わたしたちは国際人道法の違反について話すことはありますが、赤十字国際委員会の介入によって違反を未然に防ぐことができたケースについては絶対に公表しません。
クラスター爆弾禁止条約を約100カ国もが批准したことは、数年前には誰も考えられなかったと思います。
サイモン・ブラッドレー、swissinfo.ch
( 英語からの翻訳、笠原浩美 )
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2009年06月09日

2009/6/8 HRW コソボ:独立系ジャーナリストを保護せよ

コソボ:独立系ジャーナリストを保護せよ
Human Rihts Watch 2009/6/8
http://www.hrw.org/ja/news/2009/06/08-3
(ブリュッセル)−コソボの大統領と首相は、政府から多額の広告収入を得ている新聞に掲載された独立系ジャーナリスト、エタ・クサラ(Jeta Xharra)に対する最近の脅迫記事を強く非難するべきである、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。彼女への脅迫は、コソボでメディアの自由が脅威に曝されつつあることを示す事件の中で、最新の事件である。
脅迫記事を掲載したインフォプレス(Infopress)新聞は、政府よりの新聞と考えられている。同紙は、最近の論説でクサラをセルビアのスパイと批判し、別の社説では「ジェタは、自らの行動により、自分の命を短くしようとしている」と述べた。
「これらの脅迫に、政府に都合が悪い内容のジャーナリズムや調査報道を、沈黙させようとする狙いがあるのは明らかだ」、とヒューマン・ライツ・ウォッチの西バルカン調査員ワンダ・トロスズィンスカ-ヴァン・ジェンダレン(Wanda Troszczynska-van  Genderen)は述べた。「大統領と首相は、これらの行為に関わっていないことを明確にするとともに、ジャーナリストへの脅迫を徹底的に捜査すると明確にする必要がある。」
クサラは、バルカン調査報道ネットワーク(BIRN:Balkan Investigative Reporting Network )のコソボ局長で、政府が運営するラジオ・テレビ・コソボ(RTK)の人気番組「コソボの生活(Life in Kosovo)」(時事問題の番組。毎週放送)の司会である。同番組は、政府の汚職、刑事司法制度の機能不全、コソボ解放軍による犯罪疑惑など、コソボで論議を呼んでいる様々な話題を報道してきた。
親政府系新聞のインフォプレスは、クサラを批判する一連の記事や論説を掲載し、彼女に対する脅迫の先導を切ってきた。彼女には、正体不明の差出人から脅迫メールや殺人の脅迫状も送られている。6月5日付けのインフォプレス論説は、クサラを「罰するとても忠実なアルバニア人と握手するのは誉れだ」と述べている。
クサラに対する近時の脅迫がはじまったのは、コソボでの報道の自由に関する番組の放映の後のことだった。この番組では、政府広告がメディアにどの様に影響しているのか、そのほか、政府に対して不利な報道をしたジャーナリストが解雇されている実体について検証していた。この番組では、ハシム・サチ首相率いるコソボ民主党が掌握しているスケンデライ(Skenderaj)の自治体の文化会館の外で、正体不明の武装した男がクサラと女性カメラマンを襲い、撮影映像を奪ったという事件を取り上げた。クサラは、この事件の前にスケンデライの自治体事務所への立ち入りを拒否されており、彼女たちが事件を警察に申し立てたところ、警察は町の端まで彼女たちを連行していってしまった。
コソボのNGOのグループ、現地メディア、および野党の政治家は、国際社会を代表するコソボ特使であるピーター・フェイス(Pieter Feith)と同様に、クサラに対する脅迫を非難してきた。
「コソボ政府を政治的、または、財政的に支援している国家、とりわけ米国は、報道の自由を順守するよう当局に働きかけるべきである」とトロスズィンスカ-ヴァンは述べた。「社会からの非難をよそに、メディアの自由の侵害や、許されないジャーナリストに対する危険な脅迫について、コソボ政府の誰もはっきりとした意見を述べていない。そして、スケンデライでの明らかなBIRNジャーナリストに対する襲撃の捜査も行われていない。」
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2009/6/9時事 コーポレート・フィランソロピー優秀賞を受賞=米リクイドネット

コーポレート・フィランソロピー優秀賞を受賞=米リクイドネット
時事 2009/6/9
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009060800176
 【ビジネスワイヤ】機関投資家向けグローバル電子株式市場の米リクイドネットは、CECP(企業慈善事業推進委員会)の2009年コーポレート・フィランソロピー優秀賞を受賞したと発表した。リクイドネットは、毎年総利益の1%を寄付に充当し、その一環として、ルワンダ大虐殺で孤児となった子供たちのための施設「アガホゾ・シャローム・ユース・ビレッジ」を支援している。この施設は、共同居住施設から、科学実験室、農業用地、食堂、カウンセリング施設、医療施設まで、さまざまな設備を備えている。同社では、会社としてこの事業に600万ドルを寄付したほか、社員が調達した資金も15万ドルに達している。資金的支援だけでなく、社員とその家族による技能面、労力面での貢献もあり、社員の75%以上がこのプログラムに参加している。
 【注】この記事はビジネスワイヤ提供。英語原文はwww.businesswire.comへ。(2009/06/08-10:06)
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2009/6/9読売 パキスタンから青年海外協力隊撤退へ…タリバンのテロ頻発で

パキスタンから青年海外協力隊撤退へ…タリバンのテロ頻発で
読売 2009/6/9
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090609-OYT1T00060.htm
イスラマバード=酒井圭吾】治安悪化の一途をたどるパキスタンから、国際協力機構(JICA)が青年海外協力隊とシニア海外ボランティアを近く撤退させることが8日、明らかになった。
 イスラム武装勢力タリバンによるテロが頻発し、安全確保が困難になったためだ。
 パキスタンでは現在、首都イスラマバードや東部ラホールなどで計20人が障害者支援や理科の教育などにあたっている。ただ、国内では国連や民間活動団体(NGO)職員の拉致事件も発生しており、活動の危険度が高まっている。
 青年海外協力隊とシニアボランティアは、日本の知識や技術を途上国の発展に役立てる制度。
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2009/6/8毎日 ミャンマー:カレン族武装組織を攻撃 壊滅作戦か

ミャンマー:カレン族武装組織を攻撃 壊滅作戦か
毎日 2009/6/8
http://mainichi.jp/select/world/news/20090609k0000m030068000c.html
【バンコク西尾英之】ミャンマー政府軍は8日、タイ国境に近い東部カイン(カレン)州で、少数民族カレン族の反政府武装組織「カレン民族同盟」(KNU)拠点を攻撃した。タイ陸軍筋によると政府軍の兵士8人が地雷などで死亡、40人が負傷した。KNU側の死者は不明。同州では戦闘が通常は下火になる雨期の6月に入っても、政府軍が激しい掃討作戦を続けており、軍事政権が来年予定される総選挙を前に、反政府勢力の壊滅作戦に乗り出したとの見方も出ている。
 この日の攻撃は、タイ側の国境の都市メソトから北へ70キロほどの、タイ国境からすぐのKNU拠点に対して行われ、タイ側でも発砲音が聞こえている。
 政府軍はKNUが拠点周辺に敷設した地雷原を突破して攻撃。KNU側は応戦せず、立てこもっている模様だ。
 ミャンマー政府軍は現地が雨期に入った2日から、親政府勢力「民主カレン仏教徒軍」(DKBA)と合同でKNU掃討作戦を開始。タイ軍筋によると、軍事政権ナンバー2のマウンエイ国家平和発展評議会副議長が「あらゆる手段でKNUの拠点を奪還せよ」との命令を下したという。
 タイ側には6月に入り、カレン族の難民約3000人が新たに流入。タイ陸軍は8日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対し、難民支援への協力を要請した。
 軍事政権は国内少数民族の政権側への取り込みを進め、現在も武装闘争を継続しているのはKNUの一部など数組織になっている。政権による「民主化ロードマップ」(行程表)の最終段階となる来年の総選挙を前に、「すべての国民の和解」を演出するため、政権側はKNU残存勢力の壊滅作戦に乗り出した可能性がある。
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2009年06月08日

2009/5/21バンコク週報 国境なき医師団、難民キャンプから撤収

国境なき医師団、難民キャンプから撤収
バンコク週報 2009/5/21
http://www.bangkokshuho.com/news.aspx?articleid=7742
ペチャブン県のモン族難民キャンプで活動を行ってきた「国境なき医師団(MSF)」が、タイ軍による妨害で活動が続けられなくなったとして現地からの撤収を決めた。
 MSFミッション責任者は、「国際的な非難が高まっているにもかかわらず、現地ではモン族を強制送還させようとする圧力が強まっている。そのためMSFへの妨害も酷くなり、これ以上の継続は無理と判断した。ただし、引継ぎが完了するまで、あと3週間ほどは現地に残る予定」と説明している。MSFの代わりの人道援助団体については、「ユニセフ」が近日中に発表することになっている。
 モン族を自発的にラオスへ帰還させたいとするタイ軍は、MSFによる医療行為を制限するため、病人に対して軍の検問所を通過することなどを強要している。MSF現場責任者によると、「無理に検問所まで歩いたため早産となった女性もいる」という。
 これに対し軍では、「病気のふりをして外部との接触を試みるモン族も多く、検問所の通過義務はやむを得ない。ほんの140歩ほど多く歩くことが援助活動の妨害になるとは思えない」とコメントしている。
 MSFは2005年から現地での活動を開始、これまでに約8000人のモン族に医療ケアや衛生指導を行ってきた。
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2009/5/20 newsclip.be 国境なき医師団、ラオス難民キャンプでの活動停止 タイ軍の妨害非難

国境なき医師団、ラオス難民キャンプでの活動停止 タイ軍の妨害非難
newsclip.be 2009/5/20
http://www.newsclip.be/news/2009520_024004.html
【タイ】国際NGO「国境なき医師団(MSF)」は20日、ラオスの少数民族、モン族の難民約5000人が収容されているタイ北部のファイ・ナム・カオ・キャンプでの活動を停止すると発表した。難民キャンプに駐留するタイ軍がMSFの活動を妨害し、モン族のラオスへの強制送還を図っていると非難。タイ、ラオス両国政府に対し、モン族難民の強制送還停止、独立した第三者機関による難民認定審査を要求した。
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2009/5/26時事 日本が最下位=移民統計の充実度調査で−米シンクタンク

日本が最下位=移民統計の充実度調査で−米シンクタンク
時事 2009/5/26
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200905/2009052600054
【ワシントン25日時事】米シンクタンクの世界開発センター(CGD)が25日発表した世界48カ国・地域の移民統計の充実度調査によると、日本はエジプトやエチオピアなど4カ国とともに最下位となった。
 CGDは昨年11月時点で、次回国勢調査で本籍国や以前の居住国など4項目を尋ねる予定かどうかを調べた。
 その結果、日本は7段階のうち最低ランクの「F」に格付けられ、「C」となった中国や韓国より下だった。米国は「B」。最高の「A」を獲得したのはオーストラリアやカナダなど6カ国・地域。
 CGDは「移民データの欠如は誤解を持続させ、貧しい人々を傷つける政策を招く恐れがある」と指摘。時代遅れの移民政策に陥るのを防ぐため、移民統計の充実を訴えている。(2009/05/26-06:31)
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2009/5/14 variety 地球のために国連&インディ映画がタッグ ジョナサン・デミら参加の新フォーラム“Envision”始動

地球のために国連&インディ映画がタッグ
ジョナサン・デミら参加の新フォーラム“Envision”始動
variety 2009/5/14
http://www.varietyjapan.com/news/showbiz/2k1u7d00000nor8h.html
国連広報局とインディペンデント・フィルムメイカー・プロジェクト(IFP)は、ドキュメンタリー作品を通して地球の問題を訴えていくフォーラム“Envision”を立ち上げた。
 毎年恒例のイベントにする意向で、今年は14日(木)、15日(金)にニューヨークの米監督組合(DGA)で開催される。フォーラムには、国連のパン・キムン事務局長や赤坂清隆広報局事務次長も出席し、ジョナサン・デミやミーラー・ナイールらフィルムメイカーとのディスカッション、ユニセフのスポークスマンである舞台女優サラ・ジョーンズのパフォーマンスなどを予定している。
 また、内戦と政局混乱の悲劇に苦しむリベリアの実状を映し出す“Pray the Devil Back to Hell”や、南アフリカのダーバンで子どもたちの人権活動を行う団体を追った“Rough Aunties”などのドキュメンタリーも上映される。
 IFPのエグゼクティブ・ディレクター、ミシェル・バード氏は、「長年にわたり、IFPはドキュメンタリー作品を通して、さまざまな重要な問題について議論を投げかける方法を探してきました」と語り、国際的な組織とのコラボレーションに期待をかけている。
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2009/5/22 IBTimes 日本、世界一の長寿国-WHO発表

日本、世界一の長寿国-WHO発表
IBTimes 2009/5/22
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090522/34867.html
 世界保健機関(WHO)が21日に発表した世界保健統計によると、2007年の日本の女性平均寿命は86歳となり、世界193か国・地域中で最長となった。男女合わせた平均寿命も83歳となり世界一を維持した。
 男性の平均寿命で世界一となったのは、イタリア中部のサンマリノで81歳。日本は79歳で3位だった。
 一方、平均寿命が最も短かったのは西アフリカのシエラレオネで41歳。同国の男性平均寿命はわずか39歳となった。
 1990年に比べ平均寿命が大幅に伸びたのは、エリトリアやリベリア、バングラデシュなどで男女それぞれ10歳以上伸びた。特にエリトリアでは男性が33歳伸びて61歳に、女性が12歳伸びて65歳に改善。戦争の終結や健康イニシアチブの成功などが要因だという。
 一方で平均寿命が1990年に比べ大きく縮んだのは、長期に渡る経済危機とインフレーションにより、食糧難や医師・薬不足に悩まされたジンバブエで、男性平均寿命は12歳縮み45歳に、女性平均寿命は19歳縮み44歳となった。その他、ボツワナやコンゴ、ケニアなどでも大幅に寿命が縮んだ。
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2009年06月07日

2009/6/2 共同通信PR 南アフリカ共和国:ジンバブエ人難民に対する人命軽視の継続 MSF、新しい報告書『避難所も医療もない:南アフリカ共和国におけるジンバブエ人の医療・人道ニーズ』を発表

南アフリカ共和国:ジンバブエ人難民に対する人命軽視の継続 MSF、新しい報告書『避難所も医療もない:南アフリカ共和国におけるジンバブエ人の医療・人道ニーズ』を発表
共同通信PR 2009/6/2
http://prw.kyodonews.jp/open/nfrelease.do?r=200906023173
国境なき医師団(MSF)は本日発表した報告書「避難所も医療もない:南アフリカ共和国におけるジンバブエ人の医療・人道ニーズ」において、暴力、性的暴力、苦悩、劣悪な生活環境と必要不可欠な医療へのアクセス欠如が、南アフリカに避難した数千人のジンバブエ人の置かれた状況を表していると警告する。
ジンバブエと南アフリカにおける昨今の展開は、多くのジンバブエ人が命懸けで南アフリカへ逃げ出す状況にほとんど変化をもたらしておらず、国境を越えたジンバブエ人を待ち受ける日常的な生活環境の改善につながってもいない。MSFは南アフリカ政府と国連機関に対し、南アフリカ社会の狭間で弱い立場に置かれたジンバブエ人が個々に抱えている人道上のニーズに、早急に対処するように訴える。
南アフリカにおけるMSFの活動責任者、レイチェル・コーエンは語る。「ジンバブエが正常化しつつあるという主張に反して、数千人のジンバブエ人が経済破綻、食糧不足、政情不安、医療制度の完全な崩壊を逃れて南アフリカへと越境し続けています。切実に必要な避難所を見つけるかわりに、彼らは南アフリカへの途上と南アフリカ国内で耐え難い苦難にあっています。」
2007年以来、MSFは南アフリカに避難したジンバブエ人を対象に基礎一次医療を行うほか、二次医療機関や専門医療機関への患者の搬送、暴力の被害者や流行性疾患の患者に向けた緊急医療、特に性暴力の被害者を対象としたサービスや、保護者の同伴がない未成年のケアを行っている。MSFの医療チームは、国境付近にあるムシナ町と、数千人のジンバブエ人にとって安全地帯であるヨハネスブルクのセントラル・メソジスト教会において、毎月4〜5千件の診察を行っている。
南アフリカにおけるMSFの医療コーディネーター、エリック・ゴメール医師は語る。「私たちは毎月、ヨハネスブルクとムシナ町で数千人のジンバブエ人を診ています。彼らは、病気にかかり、負傷し、心の傷を負い、社会から取り残されています。ほかに頼れるところがないため私たちのところに来ているのです。私たちの診療所に来る人の多くはHIVや結核といった慢性疾患にかかっており、また暴力による怪我を負っています。多くは越境の際に受けたレイプや性的暴行によるものですが、南アフリカ国内で受けたものもあります。2008年にヨハネスブルクにある私たちの診察件数は対前年比で3倍になりました。ジンバブエ人が生き延びるために必要である最も基本的な医療すら常に受けることが出来ない状況を示しています。」
南アフリカ共和国憲法は医療とその他の必須サービスを受ける権利を法的地位に関わりなく、難民、避難民、移民を含めた同国内で生活する人全てに保証している。しかし現実には、ジンバブエ人の患者はその場で治療を拒否されるか、莫大な医療費を請求されたり、長く待たされたり、不適切な治療を受けさせられたり、治療不十分なうちに退院させられたりするなど、ジンバブエ人の多くにとって医療は手の届かないものとなっている。
ヨハネスブルクにおけるMSFのプログラム・コーディネーター、ビアンカ・トルブーム看護師は語る。「患者の話は衝撃的の一言につきます。妊娠中の女性、意識不明や危篤状態の患者、レイプされた6才の少女など全ての人が、緊急に必要な医療ケアを拒否されたのです。嘆かわしい事態です。医療倫理に反しています。そしてこれは南アフリカ共和国憲法で規定されている彼らの権利を脅かすものです。この悪夢ともいえる人命軽視に、終止符を打たなくてはなりません。」
MSFはムシナ町において、増えつつある性暴力の被害者の治療にあたっている。今年4月に治療を受けた患者の半数以上は集団レイプの被害者であり、そのうち70%は銃やナイフもしくはその他の武器で脅された状態で被害にあった。もう1つの懸念すべき傾向は、ジンバブエから保護者無しで越境してくる未成年の急増である。彼らは500km以上南下して、約4千人のジンバブエ人が毎晩寝場所を求めるセントラル・メソジスト教会にたどり着く。建物内部のいたるところで足の踏み場もないくらい寝ているか、教会の外の歩道で眠る。現在、保護者のいない子どもたちは150人を超え、7才〜18才の子どもたちがセントラル・メソジスト教会に詰め込まれている。彼らは非常に弱い立場にあり、南アフリカにおける暴力にさらされている。しかし、これらの子どもたちが適切な援助と保護がなされることについて実効性のある解決策は見出されていない。
コーエンは語る。「MSFチームは日々、弱い立場にあるジンバブエ人の人道上のニーズを満たす面において、南アフリカ政府と国連機関の失策を目にしています。2009年4月、南アフリカ内務省は国内にいるジンバブエ人に対して法的地位を付与し、強制送還を止める制度を設立したと発表しました。これは、いやがらせ、逮捕、強制送還といった、南アフリカ政府が過去にとってきた政策から方向を転換する歓迎すべき施策です。しかし、これらの措置は、ジンバブエ人の生活を実質的に改善するところまではいっていません。唯一安全を確保できる場所は(警官出動や近隣の事業者による抗議活動などによって)脅かされており、社会の影として軽視されたままであり、不衛生な状態での生活を余儀なくされ、適切な援助や保護を受ける道を閉ざされているのです。」
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2009/6/4 CNN 犠牲者4千人以上、感染者約10万人と ジンバブエのコレラ禍

犠牲者4千人以上、感染者約10万人と ジンバブエのコレラ禍
CNN 2009/6/4
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200906040028.html
(CNN) アフリカ南部のジンバブエを昨年夏から襲うコレラ禍で、国連児童基金(UNICEF)は4日、これまでの犠牲者が4000人を超え、雨期が始まると共に被害はさらに悪化する恐れがあるとの懸念を表明した。
アフリカ諸国で過去15年の間に起きたコレラ被害としては最悪規模としている。国際赤十字によると、ジンバブエでの感染者数は約10万人となっている。
同国での被害拡大は、上下水道施設の不備、不十分な医療態勢や関連施設の欠如、ゴミ処理の欠陥などが原因。これにほぼ破たん状態の経済、不安定な政治情勢が事態をさらにこじらせている。
与野党間の連立政府がやっと発足した同国は5月、世界銀行に経済再建で支援を要請、2200万ドルの補助金を受け取ることが決まった。
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2009年06月05日

2009/6/3 HRW ブルンジ:政治的暴力と弾圧を止めよ

ブルンジ:政治的暴力と弾圧
Human Rights Watch
http://www.hrw.org/ja/news/2009/06/03-0
(ブジュンブラ)−ブルンジ政府は、政治的動機による殺人、襲撃、恣意的な逮捕を、至急止めさせなければならない、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日発表したレポートで述べた。政府と、旧反政府勢力である国民解放軍(FNL)との間では、和平交渉が進展しているが、それにも拘らず政治的暴力と弾圧が続き、平和的な手段で批判的意見を表明することを困難にし、2010年に予定されている大統領・国会議員・地方議員選挙に向けた体制作りを脅かしている。
「権力の追求:ブルンジでの政治的暴力と弾圧」(全86ページ)は、国民解放軍(FNL)と、民主防衛国民会議・民主防衛勢力(CNDD-FDD)が多数派を占める政府の両当事者が、敵対勢力及び各陣営内で批判的意見を述べる者に対して、政治的暴力と脅迫を加えてきた事件の数々を詳述している。
「与党も旧FNL反乱軍も、政治的ライバルを脅迫し、自らの権力を確立するため、躊躇いもなく人権を侵害する構えである」、とヒューマン・ライツ・ウォッチのアフリカ局長 ジョルジェット・ギャグノンは述べた。「しかしそれは、ブルンジの人々のための意味のある選挙や良い将来への障害となっている。」
このレポートは、2008年1月から2009年4月の間に、FNLメンバーとCNDD-FDD 関係者(警察官、行政当局者、国家情報機関員を含む)が地方レベルで衝突した際に起きた23件の殺人事件と、12件の発砲事件及び手榴弾による攻撃をとりまとめている。また、2008年中頃以降、警察や行政によっておこなわれた120を超える身柄拘束事件(明らかに政治的所属を理由としした拘束)についても報告している。
被害者の大半は、遠方の地方若しくは都市部の周縁化された地域で生活している。政府は、2005年に政権についた際、人権保護に尽力すると約束し、FNLも、和平会談の過程で、司法捜査や訴追に協力すると声明を出している。しかし、事実上、人権侵害を犯した誰一人として訴追されていない現実がある。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、同国の和平プロセスや選挙準備に関与している資金提供国政府や外交官らに対して、襲撃の停止と、襲撃に関わったとみられる者すべてを訴追するよう、働きかけることを求めた。
FNLは最近、武装解除を行い、反政府運動組織から政党に移行した。しかし、FNLと他の反政府勢力のメンバーは、比較的平和な時でさえも、国家機関要員や与党の活動家の標的とされている現状のままでは、FLNが武装解除をして政党への移行してからといって、政治権力をめぐる対立のなかで起きる人権侵害はなくならない、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。例えば、4月、和平会談が進み、FNLが武装解除を準備していた時期に、政府情報機関員たちは、選挙により選ばれた地方行政官で、活発なFNL支持者でもあったブルンジ民主戦線所属のエマニュエル・ミンユラノ(Emmanuel Minyurano)を殺害した。
平和と発展連合(Union for Peace and Development:UPD-Zigamibanga)や連帯と民主主義運動(MSD)などの他の政党メンバー多数も、恣意的に逮捕された。政府は、政治的に反対意見を唱える者の弾圧のため他の手段も講じ、2008年6月には国会から22名の野党議員を追放し、野党の会議を何度も妨害した。
FNLも人権侵害を行っている。ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査は、2007年、FLNが、自らの党員への支配を強める目的で、FNLを離脱したメンバーが非武装で占拠していたキャンプを攻撃したことを明らかにしている。これは、停戦合意と国際人道法に違反する行為である。さらに2009年1月と2月には、FNL党員たちが、党活動家のひとりであるアブラハム・ンジェンダクマナ(Abraham Ngendakumana)を殺害し、もうひとりの党員ジーン・バプティステ・ンサビナマ(Jean Baptiste Nsabimana)を拉致・拷問したことも、ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査は明らかにしている。和平プロセスでのFNL決定事項に、その2名が公然と反対した後のことだった。
他党の財産を破壊するなどの象徴的暴力が多く発生している。ブルンジでは、こうした行為の後には、もっと大規模な暴力事件が発生することが多い。2008年12月以来、少なくとも10州で、正体不明の襲撃者が与党の集会所50箇所以上を焼き討ちした。このような事件への反応もあり、与党党員の青年組織であるイムボネラクレ(Imbonerakure)は、夜明け前に、一定の地域で棒やこん棒で武装し、政治的に対立する勢力の人々を脅迫するために殺人をほのめかす叫び声をあげながら、街頭行進を開始している。
ブルンジへの資金提供国政府やその他の関係者は、形式的な和平合意の実現に焦点をあて、ブルンジ国内で発生していた政治的暴力の活発化及びそうした犯罪の責任者の不処罰の問題には十分な注意が払われてこなかった。各国の外交官たちは、幾つかの政治的動機に基づいた逮捕を批判してきたことは事実だが、自らの政治的意見ゆえに恣意的に逮捕され、議会から追放されたブルンジの政治家たちの市民的権利や政治的権利を、こうした外国の外交官たちはもっと積極的に守る機会があったのにこうした機会は十分に生かされなかったことをヒューマン・ライツ・ウォッチは明らかにした。和平プロセスで重要な役割を果たした、ブルンジ国内の国連ミッションは、非公式かつ慎重に人権侵害について取りまとめはしたが、公けに人権侵害を非難しなかった。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ブルンジ政府に対し、政治的暴力を止め、報告書で明らかにした23件の殺害事件や他の犯罪を捜査・訴追し、もって、暴力の責任者たちを法の下で裁き、責任追及を開始することを求めるとともに、2010年に自由で公正な選挙を行うため直ちに準備をするよう要求した。FNLは、自らの党員及びCNDD-FDD党員に対する人権侵害を止め、FNL党員による犯罪を捜査する警察や検察官に協力することで、平和的な政党になる約束を明確にすべきである。
「殺害・逮捕その他の弾圧が蔓延するなか、ブルンジ国民たちは、政治的意見を表明すれば、報復にあうという恐怖の中で生きている」とギャグノンは述べた。「与党と旧反政府軍双方が、その行動に対する責任を問われるようにならない限り、ブルンジ国民の権利は危機にさらされたままである。」
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2009/6/5朝日 「世界難民の日」に私たちが考えること

「世界難民の日」に私たちが考えること
朝日 2009/6/5
http://www.asahi.com/international/shien/TKY200906040138.html
【1】 国境なき医師団(MSF)が世界で行う援助活動の半数以上は、紛争下・紛争後の地域やその周辺に集中しています。MSFはそこで、紛争や迫害によって避難を余儀なくされた難民や国内避難民が生きていくために不可欠な援助を提供しています。6月20日の「世界難民の日」を前に、MSF日本から人道援助活動に参加し、難民・避難民に援助を届け、ともに働いてきたスタッフの経験をご紹介します。生きのびるために暴力から逃れ、故郷を離れ、時に家族が散り散りになり、着の身着のままで安全な場所を探す……日本に住む私たちには遠い世界のできごとにも見える難民問題を、現実として、少しでも身近に感じ、共に考えてください。
【2】 ともに働く仲間
 助産師の田村美里は、これまでに参加したMSFの医療援助活動の中でも、コンゴ民主共和国の国内避難民キャンプと、チャドにあるスーダン・ダルフール地方からの難民のキャンプでの活動は特に印象的だったと語る。チャドでは現地採用のスタッフは全員難民で、コンゴでも避難民キャンプから通うスタッフも少なくなかった。
「私にとって難民・避難民は一緒に活動をしている仲間でした。私たちの活動になくてはならない人たちでもあったわけです。キャンプ内で何かあれば、その情報をくれるのも彼らですし、問題解決も彼らの協力なしにはやっていけないんです」
 多くの国での活動を経験してきた田村は、キャンプでの活動が好きだ、という。「彼らは常に前向き!でした。キャンプ内で仕事を見つけて働くし、自治活動もあれば市場もできるし、子どももたくさん生まれています。彼らは人間の強さ、優しさを本当に感じさせる人たちで、私に元気をくれました」
★インタビュー全文は→こちら
【3】 暴力におびえながらも、支え合う
 スーダン・ダルフール地方の国内避難民キャンプでMSFの人道援助活動に参加した医師の菅原美紗は、性暴力を受けた女性や少女、殺されかけた少年など、患者の話を聞き、診察するなかで、武器を持たない一般人が暴力に襲われる現実に、やりきれない思いになったこともあるという。
 しかし、銃声を聞いて過ごす夜が続き、不安が募った時に「私たちが美紗を守るから」と励まして力をくれたのは、その悲惨な状況を生きている病院の現地スタッフや住民たちだった。「治安が本格的に悪化して一時的にキャンプを離れることになった時も『スーダン人である私たちが責任を持ってこの病院を守っているから安心して。落ち着いたらまた戻ってきて!』と言ってくれました。私たちはお互いを必要としているんだと感じて、勇気がわきました」
★インタビュー全文は→こちら
【4】どの地にも悲しみ、つらさ、そして喜びがある
 今年1月までダルフールにいた看護師、品田裕子も、子どもを栄養失調にしてしまったとしても、たくさんの愛情を注いで育てる母親の姿など、現地の人びとの朗らかさと親切さに支えられて活動した。
「避難民になったからといって、楽しいこと、うれしいことがなくなるわけではないのです。彼らは戦闘に巻き込まれ、家族や友達を失い、自分自身や家族が重い病気にかかっても、今日を一生懸命生きていくことを大切にしていました。家族、友人で助け合う強いきずなを持っていました。平和な日本に生まれ育った私たちは彼らに同情するだけではなく、何をするべきかを冷静に判断し実行していくことが必要だと考えます」
★インタビュー全文は→こちら
【5】世界に、日本に、伝えたい
 アドミニストレーター(財務・人事管理責任者)の朝倉恵里子は、ウガンダで出会ったコンゴ民主共和国からの難民たちとの約束がいつも心にあるという。   
「容赦なくふりかかる戦闘は、避難という極限状態への出発に際し、準備の時間すら与えません。私の仕事を支えてくれたコンゴ人スタッフの一人は、難民となったとき、所持品は、自宅から拉致された際に身に着けていた赤いジャージーだけだったといいます」
 中学教師だった彼は、生徒を兵力に差し出せという政府軍と反政府軍双方の要求を拒否し続けていたが、昨年のある日、自宅に反政府軍がやってきた。彼らは妻を強姦しようとし、止めに入った妻の弟をその場で殺し、幼い娘の足に熱湯を浴びせ、彼を連れ去った。その後、何とか逃げ出した彼は、避難していた妻子と再会し、安全を求めて隣国ウガンダの難民キャンプにたどりついた。
「彼らは故郷に帰りたくても今の状況では帰れません。『将来がまったく見えない自分たちの絶望的状況を世界に知らせてほしい』と、辛い経験を話してくれた彼の訴えを、少しでも多くの人に届けたいと思います。ほとんどの難民の希望は、安全な祖国に帰還することです」
★活動に関する詳細報告は→こちら
【6】将来が見えないキャンプ
 タイ東北部のペチャブン県にラオスから政治的迫害を受けて逃げて来たモン族の難民キャンプがある。昨年10月までこのキャンプでの医療援助活動に参加した医師の島川祐輔は、鉄条網に囲まれタイ政府の軍が監視するキャンプで暮らす数千人の難民たちの行く末を今も案じている。
 「タイ政府は彼らを難民と認めず、いずれはラオスに送還する方針だったので、人びとは常に強制送還の不安の中に暮らしていました。ボランティアが開く学校の他に教育はなく、また仕事も刺繍(ししゅう)などの内職かMSFのスタッフになる以外にありません。食糧や水、医療はMSFが提供していたので『死なないで生きる』ことはできますが、将来を担う若者たちは教育や職業の経験もないままで、第三国への亡命が実現する日を待っています。
 キャンプでは子どもの数が多いのですが、母親だけでなく父親もよく育児にかかわっていました。病気の子を背負って、両手に小さな子どもの手をひいて外来にやってくるのは、半分がお父さんです。私は忙しい外来業務の日々を過ごしながら、彼らから、家庭を持って、子孫を残して、愛情を持って育てて、という命の連鎖の素晴らしさを学び、彼らのたくましさに救われていたと思います。自立して生きる術を学ぶ機会のないまま彼らが年を重ねていくことは残念でなりません」
【7】失われた「故郷」
 多くの難民援助活動の経験を持つ看護師の松本明子は、避難から戻ってきた「帰還民」の援助も重要と考える。国境を越えた難民は国際援助を受けやすいが、国内避難民や帰還民は、本来は国が保護すべき存在であるため援助の手が届きにくい。長期の避難生活からやっと帰還しても、インフラもコミュニティーも生活の糧も破壊され、以前の暮らしはすぐには取り戻せない。
「それに、家族が離散してしまった場合、『故郷』はどこにあるのでしょう」。松本が今年スーダン南部のキャンプで会った10代の少年は、コンゴ民主共和国の出身だったが、故郷で内戦が激化したためスーダンに住む叔父の所で疎開するよう両親に送り出された。しかし、その後、叔父と住んでいたその村が襲撃を受ける。民兵に捕らえられた少年は、隙をみて逃げ出し、キャンプにたどりついた。これからどうする?と尋ねると、「両親は別のキャンプにいるらしい。まずは叔父さんを探さないと」と、少年は淡々と答えた。この少年にとっては家族のいるところが『故郷』だ。さらに、避難先で生まれ育った子どもたちの場合、元の暮らしや言葉が分からないという問題も発生する。
「多くの人が避難後に元の生活を取り戻せない、帰れない、という状況は、日本でも阪神や宮城の大地震や噴火後の三宅島で起きていることを思えばお分かりいただけるでしょう。平和になったら元通り、というわけではないんです」
□もっとよく知りたい□
【難民特集】私にとって「難民・避難民」とは…
日本から援助の現場に赴いたMSFのスタッフの声を掲載中。→こちら
★☆★ インフォメーション ★☆★
■命を救うために毎日できることは何だろう
国境なき医師団(MSF)の援助活動は、皆様からのご支援に支えられています。MSFでは1回ごとに任意の金額をお寄せいただく随時の寄付をお受けしております。詳細はこちらからご覧ください。
【いただいた寄付金でできること】
▽3,000円で、はしかのワクチン170人分を購入することができます。
▽5,000円で、マラリアの検査キット100人分を購入することができます。
▽10,000円で、難民・避難民の仮住まい(シェルター)用資材4世帯分を購入することができます。
▽30,000円で、紛争や災害でけがややけどを負った人びとを治療するため、医療用包帯を150セット用意できます。
★――1日50円キャンペーン――★
1日あたり50円または任意の金額を、1カ月ごとに口座から振り替えていただく継続的なご寄付の方法です。安定した資金が確保できるため、緊急事態へのより迅速な対応が可能となり、またより長期的な視野に立ったプログラムづくりを可能にする支援方法です。ぜひご参加下さい。お申し込みはこちらからどうぞ。
【いただいた寄付金でできること】
▽1日50円×1カ月=栄養失調の子どものための治療食を1カ月に約40食提供できます。
▽1日100円×1カ月=1カ月間120人の難民・避難民に基礎的な医療を提供するための医薬品を揃えることができます。
■海外派遣に興味をお持ちの方へ
MSFでは海外派遣スタッフを常時募集しています。活動に興味をお持ちの方ならどなたでもご参加いただける「海外派遣スタッフ募集説明会」を毎月開催しています。6月は東京、大阪、長崎、福岡で開催します。
●東京説明会
【日時】6月12日(金)18:30〜20:30
【場所】MSF日本事務局(新宿区馬場下町1−1早稲田SIAビル3階)
●大阪説明会
【日時】6月19日(金)18:30〜20:30
   6月20日(土)13:30〜15:30
【場所】piaNPO(大阪市港区2―8―24)
●長崎説明会
【日時】6月26日(金)18:00〜20:00
【場所】長崎大学熱帯医学研究所(長崎市坂本町1―12―4)
●福岡説明会
【日時】6月27日(土)13:00〜15:00
【場所】アクロス福岡(福岡市中央区天神1―1―1)
参加希望の方は、参加申込みフォームまたは電話(03―5286―6161)にて事前にお申し込みください。
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2009年06月04日

2009/6/1 HRW ルワンダ国際刑事裁判所が“勝者の裁き”を下す危険

ルワンダ国際刑事裁判所が“勝者の裁き”を下す危険
HUMAN RIGHS WATCH 2009/6/1
http://www.hrw.org/ja/news/2009/06/01
(ニューヨーク)−ルワンダ国際刑事裁判所(ICTR)は、1994年にルワンダで戦争犯罪を行なったと疑われている、ルワンダ愛国戦線(RPF)の幹部将校を至急訴追するべきである、と本日ヒューマン・ライツ・ウォッチはICTRの主任検察官宛ての書簡で述べた。今日まで、同裁判所は、1994年ルワンダ大虐殺の指導的責任を負うべき人物しか裁判にかけておらず、RPF将校による犯罪は、管轄権があるにもかかわらず、訴追していない。
2009年6月4日に、主任検察官のハッサン・ジャロウ(Hassan Jallow)と同裁判所長官デニス・バイロン(Dennis Byron)判事は、国連安全保障理事会(ニューヨーク)にて、過去6ヶ月間の同裁判所でのジェノサイドの裁判の進展についての報告を行う予定である。
ルワンダ国際刑事裁判所の任務は、1994年のルワンダで行なわれた虐殺その他の重大な国際人道法違反行為の責任者を訴追することである。しかし、紛争の全当事者による犯罪を訴追している旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所と異なり、ルワンダ国際刑事裁判所では、紛争の片方側だけを訴追しているため、ルワンダ愛国戦線は訴追されていない。現在、ルワンダ愛国戦線は同国の与党となっている。
「ルワンダ愛国戦線の戦争犯罪行為を裁判にかけていないルワンダ国際刑事裁判所は、勝者の裁きしか行なっていない、という印象を与える。」ヒューマン・ライツ・ウォッチのエクゼクティブ ディレクター ケネス・ロスは述べた。「これでは、国際的な法の正義を実現しようとする歴史的な努力にとって、残念な汚点となってしまう。」
1994年、ルワンダ政府は、数万の兵士、民兵、一般市民の支援をえて、同国のツチ族を全滅させるための虐殺キャンペーンを開始した。国際社会が、ただ傍観し、虐殺を止めないでいる間に、この作戦は3ヶ月続き、80万人ものツチ族並びに穏健派のフツ族の死をもたらした。現大統領ポール・カガメ率いるルワンダ愛国戦線(RPF、ツチ族が多数)も、この3ヶ月の間に数万人の民間人を殺害し、虐殺に終止符を打った。
「RPFが犯した犯罪の犠牲者のために法の正義を求めるのは、虐殺を否定する事でもないし、RPFの犯罪を虐殺と同等視する事でもない」とロスは述べた。「犯罪を犯した容疑者がいかなる権力を有していようとも、全ての被害者が、法の正義の実現を享受する権利を有するという意味だ。」
1994年の国連専門家委員会の報告が、ルワンダ愛国戦線が「国際人道法に対する重大な違反と人道に対する罪を犯した」と認定したほか、ルワンダ愛国戦線が行なった犯罪は、数多くの文書にとりまとめられてきた。国連難民高等弁務官事務所によれば、1994年4月から8月までの間に、ルワンダ愛国戦線は25000人から45000人の民間人を殺害した。少なくとも4つの国連機関と、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、その他NGOも、RPFの犯罪を報告している。ルワンダ国際刑事裁判所は、10年以上に亘って、RPFが行なった犯罪を捜査し、目撃者の証言と物的証拠を集めてきた。
2008年6月、ルワンダ国際刑事裁判所の主任検察官ハッサン・ジャロウは、タンザニアにある国際刑事裁判所で訴追するかわりに、ルワンダ愛国戦線を容疑者とする一件の捜査記録すべてをルワンダに移送すると決定。ルワンダ国内でRPFのケースを訴追することが目的とされた。しかし、その当時、ルワンダ国際刑事裁判所の2つの法廷は、現在のルワンダの司法の下では公正な裁判を保証できないという理由で、係争中の虐殺関係事件のルワンダへの移送を却下したばかりだった。
「ルワンダ国際刑事裁判所が、ルワンダ当局の政治的介入のおそれから、虐殺関係事件をルワンダに移送しないと決定したことに照らせば、なぜ、検察官が、同じルワンダ政府に、センシティブなルワンダ愛国戦線関係事件は移送してしまうのか、理解しがたい」とロスは述べた。「検察官は、ルワンダ愛国戦線関係事件を、公正公平なルワンダ国際刑事裁判所が裁き、もって、法の正義が実現されることを確保するべきだった。」
2008年6月の国連安全保障理事会への報告のなかで、ジャロウ検察官は、ルワンダに移送されたルワンダ愛国戦線の裁判を厳しく監視し、ルワンダでの手続きが国際基準を満たさない場合は、そのケースを一度国際的場所に戻すと約束した。
ルワンダ国内での愛国戦線将校に対する訴追は、政治的な茶番だった。ルワンダ政府は、2008年6月に軍将校4名を逮捕。1994年に15名の民間人(13名の聖職者と9歳の男児を含む)を殺害した戦争犯罪の容疑で訴追した。裁判審理は数日のみで、国際的な注目もほとんど浴びなかった。国際刑事裁判所の検察局は、裁判、最終弁論、及び判決が下された一日だけ、傍聴人を送った。将校のうち2名は民間人の殺害を自白し、8年の刑(後に上訴審で5年の刑に減刑された)に処され、その他2名は無罪となった。国際的な公正な裁判の基準に達していたかどうかについて、検察局はこれまで意見を表明していない。
「ルワンダ国際刑事裁判所の検察局は、裁判をしっかりと監視しなかった。そして、国際的基準を満たしていたかについても正式に発表していない」とロスは述べた。「ジャロウ検察官は、国連安全保障理事会への報告の際に、ルワンダ国内での愛国戦線将校の裁判についての評価を報告するとともに、ルワンダ愛国戦線に関する他のケースに対しても訴追を求めると確約すべきである。これを怠れば、法の正義を求める被害者家族の権利に対する裏切りであるとともに、将来、ルワンダ国際刑事裁判所の正当性を損なう危険も出てくるだろう。」
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2009/6/3 MSF 【難民・国内避難民特集】私にとって「難民・避難民」とは... ―品田裕子、看護師―

【難民・国内避難民特集】私にとって「難民・避難民」とは... ―品田裕子、看護師―
国境なき医師団 2009/6/3
http://www.msf.or.jp/news/2009/06/1832.php
難民・国内避難民への援助にかかわることは、彼らの持つ人としてのさまざまな面に触れることでもあります。MSF日本から、世界各地の難民・避難民援助の現場に派遣されたスタッフに、援助活動の現場で抱いた思いを聞きました。以下は、スーダンのダルフール地方などで看護師として活動した、品田裕子さんへのインタビューです。
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Q: 難民・避難民となった人びとと接するなかで、自分自身が「助けられている」と感じたことはありますか?
現地の人たちは親切な人が多いと感じました。移動診療を終えた帰り道、アクシデントに見舞われて宿舎に帰ることができなくなり、そのまま、診療所のある村に泊まることになったことがありました。人びとは親身になって私達の世話をしてくれました。とても心強く、その親切が心に沁みました。
患者さんや難民キャンプの人たちは、どんなに貧しくても苦しくても全く悲壮感がありません。たとえば、子どもを栄養失調にしてしまったとしても、母親はたくさんの愛情をもって子どもを育てています。そして病院内は明るい雰囲気に包まれています。難民、避難民の人びとの精神的な強さと朗らかさで私も勇気付けられていました。
Q: 難民・避難民となった人びとに援助を提供するなかで、ほっとしたこと、楽しかったことはありますか?
患者さん達もとても明るいのですが、現地スタッフも常に朗らかです。私はそんな彼らの笑顔を見るのが、そして一緒に笑うのが大好きでした。
Q: どんな時に、難民・避難民となった人びとの深い悲しみや絶望を感じましたか?
医療支援をしていても、内戦が終結しない限り戦争による被害者はいつまでもいなくならないことを思うときです。そういう場所だからこそ、MSFの医療援助が役に立っているのだとは思いますが、根本的なことを変えられないことに無力感を持ちました。
Q: 一言でいうと、「難民・避難民」とは、どのような人びとだと思いますか?
戦争、天災から避難してきた人。そのため彼らが生きていくうえで支援が必要な人。
一般的に難民、避難民は「かわいそうな人たち」というイメージが、もしかしたらあるかも知れません。しかし、私はそうは思いません。どこの国に生まれようと、生きていくなかで大変なこと、辛いこと、うれしいこと、楽しいことは皆が経験することです。難民、避難民になったからといって楽しいこと、うれしいことがなくなるわけではないのです。彼らは戦闘に巻き込まれ、家族や友達を失い、また自分自身や家族が重い病気にかかったとしても、今日を一生懸命生きていくことを大切にしているように感じます。家族、友人で助け合う強い絆を持っています。日本は平和な国ですが、その国で生まれ育った私達は難民、避難民の人たちに同情するのではなく、なにをするべきなのかを冷静に判断し実行していくことが必要だと考えます。
posted by LMB at 12:57| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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