2009年07月03日

2009/6/24 MSF ソマリア:治安悪化を受けてソマリア最大の診療所から撤退を余儀なくされる

ソマリア:治安悪化を受けてソマリア最大の診療所から撤退を余儀なくされる
国境なき医師団 2009/6/24
http://www.msf.or.jp/news/2009/06/1873.php
ソマリア・バコール地方の住民に9年にわたり医療ケアを提供してきた国境なき医師団(MSF)は、このほど、残念ながらこの地方で医療活動を継続するには安全が充分に保障されていないという結論に達した。今回の決断はMSFが独自に下したものであり、ソマリア当局による追放があったわけではない。ソマリアの他の地域で行われているMSFの医療活動は今後も継続する。
2009年4月、バコールでMSFの医療スタッフ2人が拉致された事件が示すように、ソマリアは人道援助が非常に困難な場所である。MSFは、コミュニティーの援助によって事件が最終的に解決されたことに感謝している。
しかし、ここ1年の間に起きた拉致事件や他の深刻な事件を受けて、MSFはこれ以上、バコールに住む人びとに質の高い医療ケアを安全に提供することができないと判断した。
ここ数ヵ月、MSFのソマリアにおけるプログラムは、技術サポートスタッフの海外からの短期訪問によるバックアップを受けながら、遠隔体制で運営されている。先の拉致事件をきっかけに、このアプローチの可能性でさえ失われつつある。
「バコールにおける膨大なニーズ、さらに困難な状況の中で私たちが活動し続けてきたことを考えると残念ですが、今度こそは、この地方の危険度が許容できないレベルにまで達したことを認めなければなりません」と、MSFのオペレーション・ディレクター、ジェローム・オベレイトは述べる。
今回は残念ながら撤退という運びとなったが、バコールの住民がMSFの行った様々な医療サービスの不足を緩和する方法を見いだせるよう、また過去9年間にわたるMSFのソマリア人スタッフによる努力を認識してくれることを希望している。
バコールでのMSFの活動は、フドゥールにあるソマリア南部と中央部の最大の患者施設である診療所をはじめ、ラバタン・ジェロ、エル・ガラス、エル・ベルデおよびラブドュレにある4つの郊外の診療所を含む。
9年間にわたるプログラムの間、フドゥール診療所は栄養失調患者のためのたった1つの通院治療センターから、ベッド数278床、継続的な指導を受けているスタッフ157人を抱える完全機能を装備する診療所に拡張した。
2002年以来、フドゥール診療所と他の診療所は27万2700件の外来診察を提供し、1万1075人が診療所に入院。うち3314人はカラアザール(内臓リーシュマニア症)、945人が結核の治療を受けた。さらに、1913人の子どもが重度栄養失調の治療を受けている。
過去14ヵ月間に、MSFはソマリアのスタッフの拉致事件と致命的な襲撃を含む治安の悪化を背景に、4つのプログラムの閉鎖を余儀なくされた。MSFがバナディル地方、ベイ地方、ガルグドゥード地方、ヒーラーン地方、ジュバ川下流地方、シェベリ川中流地方、シェベリ川下流地方、ムドゥグ地方で提供している無償の医療活動を今後も継続できるかは、MSFのスタッフや医療施設に対する前述のような事件が起きない状況を地域コミュニティーや当局が提供できるか否かにかかっている。
ソマリアにおけるMSFの活動について
MSFは、1991年以来ソマリアで活動を行っている。
2008年1月以来、ソマリア南部と中央部におけるMSFのプログラムは、熱心なソマリア人スタッフによって運営されており、ケニアのナイロビに駐在する運営チームが治安状況の許す限り現地を訪れ、その活動を支援している。ソマリア人スタッフのコミットメント、熱心な取り組みとその勇気のおかげで、MSFは2008年を通して、数十万ものソマリア人に医療ケアを提供し続けることができたのである。
MSFチームは2008年、26万7168人の5才未満の子どもを含む72万7428人に対して外来診察を行った。5万5千人余りの女性が産前ケアの診察を受け、2万4千人以上の人びとがMSFの支援する病院や診療所に入院した。手術数は3878件あり、このうち1249人が武力衝突による負傷を受けていた。医療チームは、死に至る顧みられない病気のひとつであるカラアザール(内臓リーシュマニア症)に苦しむ1036人の患者のほか、4千人以上のマラリア患者を治療した。また、1556人の結核治療に着手した。栄養失調に苦しむ3万5千人近くの人びとが食料と医療ケアの提供を受け、8万2174人が予防接種を受けた。
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2009/6/23 MSF タイ:HIV治療薬を人びとのもとに届ける

タイ:HIV治療薬を人びとのもとに届ける
国境なき医師団 2009/6/23
http://www.msf.or.jp/news/2009/06/1886.php
2007年、タイ政府はHIV/エイズの治療に用いる抗レトロウイルス薬の後発品の輸入を許可する強制実施権を発動しました。通商上の障害となることが危惧されていましたが目立った影響はなく、保健省大臣の決断はタイの人びとによって支持され、2008年には同国政府は他の疾患への治療薬にもその対象を広げるにいたりました。当時、タイ保健省上級顧問として製薬会社との交渉にあたったスウィット・ウィブルポルプライサー医師が、その時の経緯について語ります。
http://www.msf.or.jp/files/Media/Thai_CL_experience_final.mp3
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2009/6/19 MSF 北部地方で暴力に巻き込まれた人びとへの医療援助を強化

北部地方で暴力に巻き込まれた人びとへの医療援助を強化
国境なき医師団 2009/6/19
http://www.msf.or.jp/special/condition_critical/news/news_090619.html
コンゴ民主共和国の北東部に位置するオー・ウエレ地方とバ・ウエレ地方では、ウガンダの反政府武装勢力「神の抵抗軍」が、ウガンダ、コンゴ、スーダン南部の政府軍による掃討作戦への反撃として、一般の人びとに対し過激な暴力行為を行っている。
国境なき医師団(MSF)は、周囲から孤立した地域の中で、窮地に追い込まれた人びとに援助を提供するため、新たに2つのプログラムを開始することを決めた。6月初旬から、MSFの「コンゴ緊急対応部」のチームがファラジェとニアンガラにある基幹病院2ヵ所および診療所1ヵ所の支援を始めている。
MSFはこの地方で、ドゥング病院を中心に昨年9月から活動してきたが、今回、一般市民への襲撃が増加して大勢の人びとが避難民となり、まったく医療を受けられない状況に置かれていることを受けて、活動の強化を決定した。
コンゴ緊急対応部のコーディネーター、アモリー・グレゴワールは説明する。「チームは今年2月、この地方内でも外部からの援助、特に医療援助を全く、もしくはほとんど受けていなかった地域でニーズを調査しました。この地方の状況は深刻です。医療施設は存在しないか、存在していたとしてもひどい状態にあります。医薬品はほとんど手に入らず、稀に手に入ったとしても極めて高額です。また、医療従事者の不足にも直面しています。ほとんどの医療従事者は、暴力から逃れるために住民とともに避難してしまったのです。」
病院および診療所の支援
MSFのチームは、医療施設の改修、まだ地域に留まっている医療従事者への研修を実施し、避難民や数ヵ月前から避難民を受け入れている地元の住民たちに無償で医療を提供している。人びとの栄養状態も懸案事項のひとつとなっている。グレゴワールはこう語る。「大雨で多くの作物に被害が出たことに加え、避難民たちは自分の畑から遠く離れて暮らしているので、耕作をすることができないのです。」
ニアンガラでは、町の中心部に約1万人、郊外には約1万5千人が避難している。MSFのチームは、基幹病院と郊外にある診療所1ヵ所を支援し、主にマラリア、急性呼吸器感染症、そして性感染症の治療を行っている。病院では1日あたり250人を超える患者を診察している。性暴力の被害者に対する専門的な診察も開始された。
スーダンとの国境に近いファラジェでは、数千人の人びとが3ヵ所に避難している。MSFのチームは基幹病院の支援を始めた。病院は劣悪な状態にあり、チームはまず、病院の設備が一定の水準に達するよう改修を行っている。また、病院内で飲料水を提供できるよう、貯水タンクも設置した。
「最悪の恐怖」
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、オー・ウエレ地方とバ・ウエレ地方における避難民の数は、現在およそ19万人に達している。グレゴワールは語る。「彼らは過激な暴力行為から逃れ、最悪の恐怖の中を生きてきたのです。彼らの誰もが父親、母親、夫、妻、または子どもを亡くしています。ほとんどの村は焼き払われ、人びとは残忍な行為の被害を直接受けました。多くの人が、拉致、レイプ、殴打、殺人などの暴力を体験したり、目撃したりしたことによる精神的な打撃を受けています。」
性暴力の被害者に向けた専門的な診察が開始された。被害者に心理的ケアを提供できる現地スタッフを養成するため、MSFの心理療法士が近日中にチームに合流する予定である。
現在、オー・ウエレ地方およびバ・ウエレ地方において緊急人道援助を必要としているのは避難民だけではない。避難民たちを受け入れた多くの世帯が、次第に不安定な状況に陥りつつある。コンゴ緊急対応部の医療責任者、エマニュエル・ランパエールはこう結論づける。「避難民たちは地域の家庭に迎えられ、支援を受けています。当初は良い現象でした。それによって避難民たちは生き延びることができたのですから。しかしこれが長期に及ぶとなると、避難民と受け入れ家庭双方の生活水準を低下させることになります。そうなれば、より大勢の人びとが援助を必要とすることになり、そのニーズは膨大になります。」
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2009/7/3ビジネスアイ 米、ソマリア武力支援拡大 暫定政府の転覆危機に焦り

米、ソマリア武力支援拡大 暫定政府の転覆危機に焦り
ビジネスアイ 2009/7/3
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200907030010o.nwc
米政府高官は6月25日、ソマリア暫定政府への武器購入資金提供を増やし、隣国ジブチでのソマリア軍の訓練を支援することを検討していると語った。
 米国が派兵したり、ソマリア軍を直接訓練しようとは考えていないというが、イスラム系武装組織が暫定政府を転覆させかねない切迫した情勢のなか、対ソマリア政策の見直しで暫定政府への武器、弾薬提供と、緊急対応の必要性を重視したものといえる。
 ソマリアには、アフガニスタンやパキスタンを中心とする外国人部隊が続々と流入、その支援を受けた国内武装勢力の台頭にオバマ政権は懸念を募らせてきた。米高官は援助拡大の一環として6月初め、首都モガディシオ向けに弾薬を輸送したことを認めており、これを皮切りに現在ソマリア国内で活動中のアフリカ連合治安部隊経由で暫定政府へ武器が供給される。
 2007年新設の米アフリカ軍はイスラム系反政府組織が拠点を拡大しつつある「野放し地域」に集中的に取り組んでおり、米国はこの数カ月、暫定政府への支援を着実に増やしつつある。
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2009/7/2毎日 国連事務総長:ミャンマー訪問 スーチーさんの解放要請へ

国連事務総長:ミャンマー訪問 スーチーさんの解放要請へ
毎日 2009/7/2
http://mainichi.jp/select/world/news/20090703k0000m030104000c.html
【バンコク西尾英之】国連の潘基文(バンギムン)事務総長は3日ミャンマーを訪問し、国家防御法違反罪での裁判が続いている民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)の身柄解放を軍事政権に求める。国際社会が求めるスーチーさんの完全解放に政権が応じる可能性は極めて低く、訪問が大きな成果を上げることは難しい情勢だ。
 スーチーさん解放の見通しが立たないなかでの事務総長のミャンマー入りには、「軍事政権を利するだけ」との批判がある。それにもかかわらず事務総長が訪問を決断した背景には、軍事政権が国連に対し何らかの「前向きな対応」を示唆している可能性がある。
 最もあり得るのが、軍事政権が裁判での有罪判決後もスーチーさんを刑務所に収監せず、裁判前の自宅軟禁処分に戻すとの見方だ。だがスーチーさんの身柄拘束が続くことに違いはなく、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は1日、事務総長に対し「スーチーさんを自宅軟禁に戻すとの措置を受け入れてはならない」と強くくぎを刺す声明を発表した。
 AFP通信によると、事務総長は3日、首都ネピドーで軍事政権トップのタンシュエ国家平和発展評議会議長と会談するほか、スーチーさん率いる野党「国民民主連盟」(NLD)を含む10政党の代表と面会する。スーチーさん自身は同日、ヤンゴンの特別法廷で開かれる審理に出廷する見込みで、事務総長との面会が実現するかは不透明だ。
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2009/7/2 47NEWS アムネスティがガザ攻撃報告書 イスラエル軍「無差別」と非難

アムネスティがガザ攻撃報告書 イスラエル軍「無差別」と非難
47NEWS 2009/7/2
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070201000130.html
【ロンドン2日共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は2日、イスラエルによる昨年12月から今年1月にかけてのパレスチナ自治区ガザ攻撃に関する報告書を公表、イスラエル軍が人口密集地で白リン弾を使った砲撃を含む無差別攻撃を繰り返したと非難した。
 軍事専門家を含む調査団がガザに入り、報告書をまとめた。報告によると、パレスチナ側が公表した犠牲者1400人との数字は正確で、子どもの死者は300人以上としている。多数の民間人犠牲者が出ることを知りながら無差別攻撃を続けたことは国際法に違反すると強調。国連人権理事会による調査にイスラエルが協力するよう求めている。
 また、イスラエル軍が子どもを含む民間人を「人間の盾」として使ったと指摘。一方で、イスラエル軍が非難していたイスラム原理主義組織ハマスなどによる「人間の盾」を示す証拠は得られなかったという。
 激しい燃焼力で深刻なやけど被害をもたらす白リン弾が住宅地で大量に使用されたと明記。空中でさく裂して広い範囲に燃えた白リンが散らばるため、多くの民間人が危険にさらされたとした。
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2009/6/30バンコク週報 人身売買問題、政府は関心薄?

人身売買問題、政府は関心薄?
バンコク週報 2009/6/30
http://www.bangkokshuho.com/news.aspx?articleid=8013#
女性の人権保護活動を行う「女性のための財団(FFW)」がバンコクのアジアホテルでセミナーを開き、人身売買撲滅における問題点を発表、犠牲者をなくすためには政府機関のより高い関心が必要であると強調した。
 ミャンマーなど近隣国からタイに売られてくる場合、FFWが犯罪組織から救助しても、またすぐに子供を売る女性が後を絶たないという。
 タイ国内の場合は、人身売買組織が特定の地域などで寺院に多額の寄付をするなどして、住民の信頼を得ている場合が多い。このため、被害者が組織を訴えても、住民らは組織の味方に立ち、逆に被害者が非難されてしまうという。
 FFWでは、政府機関がNGO団体などと協力し合い、人身売買が繰り返されているような地域の役所を通じて、住民の理解獲得や被害者の支援をすべきとうったえている。
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2009年07月02日

2009/7/2 47NEWS WFP、北朝鮮食糧支援を削減 過去最低と懸念

WFP、北朝鮮食糧支援を削減 過去最低と懸念
47NEWS 2009/7/2
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070101000941.html
【北京1日共同】世界食糧計画(WFP)のトーベン・デュエ平壌事務所長は1日、北京市内で記者会見し、北朝鮮側の要請により、6月から食糧支援規模や現地駐在スタッフの人数などを削減したと発表した。デュエ氏は「WFPが(各国から)十分な援助を得られないため、削減に応じた」と説明、「(支援規模は)過去最低で、子供や女性を中心に食糧難は深刻な状況にある」と懸念を示した。
 WFPは昨年9月から今年11月にかけ、5億400万ドル(約487億円)規模の緊急支援を計画。620万人を対象に食糧支援を行う予定だったが、今回、援助対象を227万人に削減した。スタッフ数も59人から16人に削減、これまで許可されていた韓国語を話せるスタッフの駐在は認められなくなった。
 デュエ氏は、これまでに当初支援計画のわずか15%に当たる約7500万ドルの資金しか調達できていないと指摘。5月の核実験後、国際社会からの新規の援助はないという。
 対北朝鮮支援をめぐっては、米国が昨年、WFPなどを通じ支援を再開したが、今年3月に北朝鮮側が支援拒否を通告している。
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2009/7/2ブルームバーグ 国連:北朝鮮への食糧支援を3分の2縮小−寄付金不足のため

国連:北朝鮮への食糧支援を3分の2縮小−寄付金不足のため
ブルームバーグ 2009/7/2
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003011&sid=ac1II4tRPrz4&refer=jp_asia#
7月1日(ブルームバーグ):国連の世界食糧計画(WFP)の北朝鮮代表、トルベン・デュー氏は、国連による北朝鮮への食糧支援が寄付金不足のため、3分の2縮小されたことを明らかにした。
  デュー氏は1日、北京で行われた記者会見で、国連が今年は約620 万人の北朝鮮国民に食糧を支給する計画だったが、これが約200万人に削減されたと述べた。国連では、食糧支援を必要としている北朝鮮国民は870万人程度に上ると推計している。デュー氏によれば、WFPに集まった寄付金は総額7500万ドルで、目標金額5億ドルの5分の1にも満たない。
  デュー氏は、「200万人という数字は、過去最低に近い」とし、支援グループに対して政治的な問題は考えず、子供たちを含む「罪のない犠牲者」のことを考えるよう訴えた。国連は1990年代半ばには、 700万人の北朝鮮国民に食糧を支給していたとも語った。
  国連安全保障理事会は6月に、北朝鮮の核実験やミサイル発射を非難し、制裁決議を全会一致で採択しており、こうした状況の中で、WFPによる支援の縮小も明らかとなった。北朝鮮の金正日総書記は4月、同国の核政策をめぐる6カ国協議からの脱退を表明している。
原題:UN Cuts North Korea Food Aid Two-Thirds on Donation Shortfall
-- Dune Lawrence. Editors: John Brinsley, Bill Austin
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2009/6/30 HRW イスラエル:無人航空機によるガザ市民の殺害

イスラエル:無人航空機によるガザ市民の殺害
Human Rights Watch 2009/6/30
http://www.hrw.org/ja/news/2009/06/30-1
(エルサレム)近時のガザの戦闘で、イスラエル軍の無人航空機から発射された誘導ミサイルにより民間人たちが殺害されたが、これは戦時国際法に違反する、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日発表された報告書で述べた。イスラエル軍の有する兵器のなかでも最も精密度が高いとされる兵器の攻撃で、戦闘の場所から遠く離れたところにいた非戦闘員の民間人たちが死亡する結果となった。
39ページの報告書「精密誘導兵器による民間人殺害:イスラエルの無人機ミサイルで殺害されたガザの民間人」は、29人の民間人が死亡(8人の子供を含む)した6件の事件について詳細な調査を行なった報告書。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、イスラエル軍が、戦時国際法の定めで義務付けられているすべての実行可能な回避措置(攻撃目標が戦闘員であることを確認する措置)をとらなかったか、あるいは、戦闘員と民間人を区別しなかった、と明らかにした。イスラエルの人権団体とパレスチナの人権団体は、2008年12月から2009年1月まで続いたイスラエル軍によるガザ侵攻で、無人航空機の攻撃42件で民間人が殺害されたことをを明らかにしている。こうした攻撃による犠牲者数は合計87名となる。
「無人機のオペレーターたちは、地面の目標をはっきり見ることができる。それから、発射後に、ミサイルの方向を転換させることもできる」と、ヒューマン・ライツ・ウォッチのシニア軍事アナリストで、本報告書の共著者のマーク・ガラスコは述べた。「こうした無人機の能力をふまえ、イスラエル軍は、ガザの民間人が死亡した理由を明らかにする必要がある。」
本報告書「精密誘導兵器による民間人殺害」は、ガザでの現地調査に基づいて作成された。ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査員たちが、被害者や目撃者たちから聞き取り調査を行い、攻撃の現場を調査。検査のためにミサイルの残骸を回収し、医療記録も調査した。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、イスラエル軍に対し、何度も面会を要請。しかし、イスラエル軍は、これをすべて拒否し、書面で提出された質問にも回答しなかった。
軍事専門家らは、武装無人探査機(無人戦闘機)と、イスラエルが所有する精密な誘導ミサイルが、民間人の死傷者を最小にできると賞賛してきた。本兵器の使用は急速に広がっている。たとえば、アフガニスタンやパキスタンで、米軍もこうした無人戦闘機を使用している。
「無人戦闘機と精密ミサイルは、適切に使用されれば、軍による民間人犠牲者を最小限におさえることができる」とガラスコは述べる。「しかし、こうした無人戦闘機の能力も、無人戦闘機に命令を下して操作する軍人が民間人被害を最小限にしようとしないかぎり、発揮されない。」
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、本報告書で取り上げた6件の事件について詳細な調査を行なったが、攻撃が行なわれた当時、パレスチナの戦闘員が攻撃地域に隣接する場所にいたという証拠は何ら見つからなかった。死亡した民間人たちは、だれも、攻撃の際に、早い速度で移動中だったり逃げている最中だったりはしていない。よって、無人機のオペレーターたちには、民間人なのか戦闘員なのかを検討し、判別できなかった場合に攻撃を中断する時間があったと考えられる。
無人機が、当時、地上戦から離れた住宅地の屋根の上で遊んでいた子供たちにミサイルを向けた事例が3件ある。ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査によっても、子供たちが、イスラエル軍の位置を中継したり、屋根からロケット砲を発射しようとしていたり、あるいは、監視役をつとめていたなどの事実をうかがわせる証拠は何一つなかった。
「オペレーション・キャスト・リード(鋳られた鉛作戦)」と呼ばれるイスラエルのガザ侵攻の初日である2008年12月27日、ガザ市中央の混雑する住宅街でバスを待っていた大学生のグループに無人機の発射したミサイルがあたり、12名の民間人が死亡した。イスラエル軍は、なぜ、人口の密集する町の中心街で大学生らを狙ったのか(当時その区域に軍事活動拠点があったという情報はない)、その理由を明らかにしていない。
12月29日、イスラエル軍は、トラックを攻撃し、9名の民間人が死亡した。イスラエル軍は、このトラックは、グラッド砲を移送中だったと主張。イスラエル軍は、事件を立証するため、攻撃のビデオ映像を公開した。しかし、このビデオでは、トラックが軍用目的であったかどうかはっきりしておらず、よって無人機のオペレーターは攻撃を中断すべきであったのではないかとの疑いが浮上した。軍は後に、問題のロケットが酸素弾であったことを認めた。
無人機と無人機ミサイルの技術的性能は、これらの違法行為を更に深刻化させている、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。無人戦闘機は、レーダー、電子光学カメラ、赤外線カメラ、レーダーを搭載した、高度なセンサーを数多く備えている。これらのセンサーは、昼夜を問わず、リアルタイムで地上の人間を鮮明な映像で映し出すことができ、子供と大人の識別も可能である。近時のガザ戦闘で、任務にあたったイスラエルの無人機オペレーターは、イスラエルの軍事ジャーナルに対し、服の色や大きなラジオ、兵器を確認することができたと語った。
無人機から発射されるミサイルは、発射の瞬間から着弾するまで、オペレーターが標的を観察できるカメラを搭載している。標的に疑いが生じたら、無人機のオペレーターはミサイルを別の方向に向けることができる。
イスラエル軍が配備した、イスラエル製の無人戦闘機であるヘルメスとヘロンは、ビデオカメラを搭載しており、オペレーターが見たもの全てを録画している。よって、"オペレーション・キャスト・リード"中のイスラエルの無人機ミサイルの攻撃全ては、ビデオに記録されていることになる。
国際法のもと、イスラエル政府には深刻な戦争法違反を調査する義務がある。イスラエル軍や文官で、不法な無人戦闘機による攻撃を遂行、または命令した者は、懲戒または起訴されるべきだ、とヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。故意、すなわち意図的もしくは無謀な戦争法違反を犯した者は、戦争犯罪の責任がある。
イスラエルは、"オペレーション・キャスト・リード"の間の自国の行動について、信憑性のある調査を行っていない。4月22日、イスラエル軍は内部調査の結果を公表した。このなかで、軍は戦闘中「国際法に従って行動」し、「ごく少数」の「避けられない」事件が「情報上もしくは操作上のエラー」で起こったと結論付けている。
著名な国際的法学者であるリチャード・ゴールドストーンが団長を務める、国連人権理事会の事実調査団は、現在、イスラエルとハマス双方による戦争法違反を調査している。イスラエルは、人権理事会がイスラエルを不公平に扱っているとの理由から、調査への協力を拒否すると述べた。ハマスは協力の姿勢を示している。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、イスラエルとハマス双方に対し、ゴールドストーン氏による調査に全面的に協力するよう求めた。イスラエルは、無人機ミサイルによって民間人が負傷または殺害された攻撃に関する、カメラ映像やその他の証拠書類を提出すべきである。
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2009年06月30日

2009/6/26 HRW ジンバブエ:マランゲのダイヤモンド採掘場での残虐行為を止めよ

ジンバブエ:マランゲのダイヤモンド採掘場での残虐行為を止めよ
Human Rights Watch 2009/6/26
http://www.hrw.org/ja/news/2009/06/26
(ヨハネスブルク)−ジンバブエ東部マランゲ地方のダイヤモンド産地で、ジンバブエ軍が、労働者(子どもを含む)を強制労働させるとともに、村の住民に拷問・暴行を行っている、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日公表した報告書で明らかにした。旧与党であるジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF)の支配下にあるジンバブエ軍は、2008年後半にダイヤモンド採掘場の占有・支配権を暴力で奪取。その際、200名以上を殺害した。
2006年6月にマランゲでダイヤモンドが発見された。本報告書「血塗られたダイモンド:ジンバブエ国マランゲのダイヤモンド採掘場での人権侵害」(62ページ)は、無免許で行なわれたダイアモンド採掘へのアクセスと支配権を奪取するため、ジンバブエの警察と軍が行なった残虐行為の実態を、調査して取りまとめている。ジンバブエ連立政権は、現在、厳しい経済危機に直面し緊急の歳入を必要としているが、採掘場からの収益は、連立与党のひとつZANU-PF(現連立政権の一翼)の幹部党員にも還流している。
「ジンバブエの警察と軍は、平和だったこの地域を、恐ろしい暴力のはびこる無法地域に変えてしまった」とヒューマン・ライツ・ウォッチのアフリカ局長ジョージェット・ギャグノンは述べた。「ジンバブエ新政権は、採掘場から軍を一掃し、残虐行為を止め、残虐行為の責任者を訴追すべきだ。」.
2009年2月、ヒューマン・ライツ・ウォッチ調査員たちは、ハラレ(Harare)、ムタレ(Mutare)、マランゲの各地で、100名以上の人びとから対面式での聞き取り調査を行った。聞き取りの対象となったのは、目撃者、地元鉱山労働者、警官、兵士、地元地域社会のリーダー、被害者とその家族、医療従事者、人権弁護士、活動家など多岐に及んだ。
聞き取り調査で、人びとは、非合法なダイヤモンド密輸を止める名目で2006年11月から2008年10月まで採掘場に派遣された警官たちが、実は、非合法鉱山労働者を追放するとともに、多くの殺人、暴行、嫌がらせなどを行なった通称「リアクション・チーム」と共謀していた、と語った。
「俺たちがダイヤモンド採掘場で仕事をしてたら、馬に乗った警官たちが、突然手入れにきた。奴らは突然ショットガンを撃ってきた。」ある鉱山労働者は「リアクション・チーム」の手入れについてこのように説明した。彼は、ヒューマン・ライツ・ウォッチに、「俺は左の太ももを撃たれた。友達2人は射殺されたんだ」と語った。
本報告書は、ジンバブエ軍がマランゲ・ダイヤモンド採掘場に秩序をもたらすという名目で2008年10月下旬に行なった「ノー・リターン」作戦における暴力的な採掘権奪取の実態も明らかにしている。2008年10月27日、マランゲ内のチアドズワ(Chiadzwa)上空に、自動小銃を満載した軍用ヘリコプターが飛来。「ノー・リターン」作戦を開始し、地元鉱山労働者を追放した。兵士たちは、ダイアモンド採掘場と周辺集落に、実弾と催涙ガスを無差別に発射。地上でも、数百名の兵士たちが、何の警告もなしに、AK47突撃銃を、無差別に発砲した。パニックと、その結果起きた将棋倒しのため、一部の鉱山労働者はトンネルの中に閉じ込められ死亡した。軍の襲撃は3週間にもわたり、200名以上の人々が無残にも殺害された。兵士たちは、鉱山労働者たちに無理やり集団墓地を掘らせ、そこに多くの死者たちを埋めた。
ある地元鉱山労働者は、この虐殺についてこう語った。「ヘリに乗った兵士たちが俺たちに実弾と催涙ガスを撃ってきたんだ。俺たちはみな掘るのをやめて、何とか隠れようと、一目散に丘に向かって走った。そうしたら沢山の制服を着た兵隊たちが俺たちを追って走ってくるのに気がついた。俺たちのシンジケートからは14人がその朝射殺された。」
ジンバブエ警察と軍がマランゲに眠る資源の支配権を手に入れたのは、ジンバブエ政府が役人の賃金を支払うのにさえ四苦八苦していた時期。ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査は、ダイアモンドからの収益は、ZANU-PF幹部党員らにも流れていることや、ジンバブエ軍の軍事作戦の一部を保証しているジンバブエ歳入銀行の重要な収入源となっていることなども明らかにした。
ジンバブエ軍の複数の軍旅団が、今も、マランゲに駐屯。軍の支配下で、数百名の労働者たち(子どもを含む)が、鉱山シンジケートのための強制労働を耐え忍ぶことを余儀なくされている。一方、兵士たちは、軍に非協力的な非合法鉱山労働者だとか、そういった人物を支援しているなどといって村人を責め、拷問や暴行を加え続けている。
ある13歳の少女がヒューマン・ライツ・ウォッチにこう語った。「私は毎日岩を運ぶの。ほんの短い休み時間しかもらえないわ・・・・毎日朝の8時前、とっても早くから働き始めて、6時過ぎ暗くなってから終わるのよ。何が一番したいっていったら、学校に戻りたい」と語った。
2009年2月まで単独政権だったZANU-PF党は、ダイアモンド採掘場の所有権者が明確でない実態を利用。ダイヤモンド採掘に対し、効果的な規制をかけることはなかった(規制しないという政策決定をした可能性もある)。ZANU-PF党は、経済政策に失敗し、ジンバブエを破綻の淵に追いやった驚異的ハイパーインフレを進行させた。その最中、こうしたダイヤモンド採掘にまつわる不適切行為を行っていた。
2009年2月に発足したジンバブエの新連立政権が、開発援助を求めて世界中でロビー活動を行なう一方で、政府の歳入になりうるはずの何百万ドルもの資金が、非合法のダイヤモンド採掘、国外への宝石密輸、汚職などで消えてしまっている。もし、ジンバブエ政府が、ダイヤモンド産業に法的規制をかけ、一層の透明性と説明責任を実現すれば、新政権は、ダイヤモンド採掘から、経済復興計画のための重要な歳入を得ることができるはずなのにもかかわわらず、である。
「ジンバブエ軍は、治安維持権限を警察に返還し、マレンゲから撤退すべきである。しかも、治安維持権限を回復した警察は、法の強制執行と致死的武器の使用に関する国際的基準に従うべきである」ヒューマン・ライツ・ウォッチは、連立ジンバブエ現政権に対し、この2点を確保するよう強く求めた。現連立政権は、警察を監視する国内委員会を設立し、過去の重大な人権侵害に対する公平かつ中立な調査を開始するとともに、責任者全員に対し、法的責任を追及しなくてはならない。
「世界的にダイヤモンド産業を監視する国際組織キンバリープロセス認証制度(KPCS)は、キンバリープロセスのメンバー国でもあるジンバブエに、ダイヤモンドの密輸を止め、そして、マランゲからのすべてのダイヤモンドを合法的に採掘して登録し、かつ、輸出の際にはKPCS基準を順守するよう、働きかけるべきである。」ヒューマン・ライツ・ウォッチはこのように述べるとともに、「重大かつ組織的な人権侵害を伴って採掘されたダイヤモンドも『紛争ダイヤモンド』に含まれるべきだ。KPCSは、『紛争ダイアモンド』の定義を拡大するよう、大至急検討すべきだ」とも述べた。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、KPCSメンバー国で南部アフリカ開発共同体(Southern African Development Community , SADC)の議長国でもある南アフリカに対しても、「マランゲのダイアモンドに絡む人権侵害の重大性に鑑み、マランゲのダイアモンドが南アフリカなどの国へ密輸されるのを止めるための改革と政策転換を、迅速に行なうべきである」と求めた。
「南アフリカがマランゲダイヤモンドの禁輸を求める明確な政策を打ち出せば、マランゲ採掘場で苦しむジンバブエの人びとを虐待から守ることができることができる。しかも、自国のダイヤモンド産業の保護にも役立つ」とギャグノンは述べた。「南アフリカ政府は、ジンバブエ政府に対し、ダイヤモンド貿易の透明性と説明責任を高めるように強く働きかけるべきである。」
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2009/6/30毎日 ミャンマー:スーチーさん裁判 最高裁、スーチーさん側の追加証言を認めず

ミャンマー:スーチーさん裁判 最高裁、スーチーさん側の追加証言を認めず
毎日 2009/6/30
http://mainichi.jp/select/world/news/20090630ddm007030031000c.html
 【バンコク西尾英之】ミャンマー民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)の裁判で、同国最高裁は29日、スーチーさんの弁護団が求めていた弁護側証人2人の追加証言を認めない決定を下した。裁判は、既に追加証言が認められている弁護側証人1人が証言した後、最終弁論を経て結審する見込みとなった。裁判所は次回審理を7月3日と指定している。しかし国連の潘基文(バンギムン)事務総長がミャンマー入りを検討している時期と重なるため、裁判の日程が影響を受ける可能性もある。
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戦禍のタイ国境 カレンの子に笑顔を 読み2009/6/29西日本 聞かせ、塗り絵、ゲーム… 日本のNGO避難所で支援

戦禍のタイ国境 カレンの子に笑顔を 読み聞かせ、塗り絵、ゲーム… 日本のNGO避難所で支援
西日本 2009/6/29
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/105442
 ミャンマーの戦闘激化により国境を越えてタイに逃れた少数民族カレン人の避難所で、日本の非政府組織(NGO)「シャンティ国際ボランティア会」(SVA=本部・東京)が支援活動を始めた。2千人以上の避難民には多数の子どもが含まれており、絵本の読み聞かせやゲームを通して「子どもたちに笑顔を取り戻そう」という試みだ。現地で活動する唯一の日本のNGOとして山中の避難所に足を運んでいる。 (バンコク・柴田建哉)
 カレン語で読まれる絵本に子どもたちが聞き入っている。日本でもおなじみの「おおきなかぶ」。身ぶり手ぶりで語られるストーリーにすっかり引き込まれたようだ。
 タイ北西部メソトから約100キロ。ミャンマー国境近くにあるノンブアの寺院を20日、SVAミャンマー難民事業事務所(メソト)の小野豪大(たけひろ)所長ら6人が訪れた。寺院には数百人のカレン人が今月初旬から寝泊まりしている。
 持参したのは絵本約200冊。日本やタイで出版された絵本の文字の部分にカレン語とビルマ語の翻訳が張り付けられている。このほか塗り絵、ゲーム、おやつ配布…。会場となった本堂には笑顔と歓声が広がった。
 「絵本や塗り絵は初めての子もいたようです。最初は遠慮していてもすぐ打ち解けました。大人も一緒に楽しんでくれました」。小野所長たちは毎週土曜の訪問を当面続ける方針だ。
 ■ノウハウ生かし
 バンコクのスラム支援などに取り組んでいたSVAは2000年以降、メソトなど国境周辺に3事務所を設立。日本人2人、現地スタッフ24人で7カ所のミャンマー難民キャンプを舞台に図書館活動を続けている。
 図書館を造り、本を配布。運営するスタッフをキャンプ住人から養成し、図書館を拠点に読み聞かせや人形劇といった文化活動を行っている。
 今回の避難所訪問は、キャンプでの活動のノウハウを生かして「避難所生活のストレスを和らげよう」と始めた。7カ所の避難所ではタイ政府や国連、各国のNGOが食料、水、衣服の配布や医療ケアを手掛けている。他の支援活動と重ならず、「自分たちの得意分野なので素早く取り組める」(同事務所)という利点もあった。
 避難生活は長い人で1カ月近く。今後の見通しもはっきりしない。母国に戻れるのか。難民キャンプに収容されるのか。新たな避難所を設けるのか。小野所長は「何が必要な支援なのか、現場で探りながら活動を続けたい」と話している。
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2009/6/30インド新聞 明石日本政府代表、スリランカへ派遣:内政終結後は2回目

明石日本政府代表、スリランカへ派遣:内政終結後は2回目
インド新聞 2009/6/30
http://indonews.jp/2009/06/2-74.html
日本は6月28日から7月1日、今年5月に内戦が終結し、復興に向けて本格的に歩み始めたスリランカへ明石康政府代表(スリランカの平和構築及び復旧・復興担当)を派遣することを決定した。
 明石政府代表はスリランカ滞在中、政府関係者等と会談を行い、国内避難民への支援及び再定住に向けた取組みや国民和解のための政治プロセスの早期進展を働きかけるほか、スリランカで開催される経済サミットで日本の取組みに関する講演を行う予定である。
 今回のスリランカ訪問は明石政府代表にとり、内戦終結以降で2回目。通算では19回目となる。(09年6月26日の日本外務省発表から)
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2009年06月29日

2009/6/19 UNHCR 世界難民の日:アンジェリーナ・ジョリー、難民の苦境に対し、理解を呼びかける

世界難民の日:アンジェリーナ・ジョリー、難民の苦境に対し、理解を呼びかける
UNHCR 2009/6/19
http://www.unhcr.or.jp/news/2009/090619.html
UNHCRワシントン, DC(18日)発:
アメリカでの6月20日世界難民の日に向けた記念イベントで、UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリーはアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官とともに、世界中の何百万もの紛争によって家を 追われた人々を重荷としてではなく、可能性ある授かり物としてとらえるよう訴えた。
アメリカ人として、「多様性は我が国に力をもたらした。その我が国が今や難民や移民の受け入れに批判的である。今こそ難民が重荷とされない世界を目指さなければならない。彼らは苦境を乗り越えてきた人々であり、受け入れ先にもたらす影響は大きい」彼女は述べた。
「今までに私が会い、時間を共にした難民の人々は私の人生を大きく変えた」とジョリーは加えた。「今、ここに深く感謝したい」
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2009/6/28朝日 国連特使、スー・チーさんとの面会実現せず

国連特使、スー・チーさんとの面会実現せず
朝日 2009/6/28
http://www.asahi.com/international/update/0627/TKY200906270248.html
【バンコク=山本大輔】ミャンマー(ビルマ)を訪問中の国連のガンバリ事務総長特別顧問は27日夜、軍事政権との協議を終えて出国した。訴追されてヤンゴン郊外の刑務所内に勾留(こうりゅう)されている民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんとの面会は実現しなかった。
 ミャンマー国営放送は同日夕、ガンバリ顧問が首都ネピドーでニャン・ウィン外相と会談し、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が検討している来月初めの同国訪問について協議したとだけ伝えた。軍政筋によると、ガンバリ氏はヤンゴンで、各国外交団の代表を務めるシンガポール大使とも会ったという。
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2009/6/29 47NEWS NGO組織がブックレット刊行 紛争現場の声伝えたい

NGO組織がブックレット刊行 紛争現場の声伝えたい
47NEWS 2009/6/29
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062901000038.html#
海外の紛争、貧困地帯などで活動を続ける非政府組織(NGO)の草分け的存在「日本国際ボランティアセンター」(JVC、東京)が、支援現場の声や人々の素顔を届けるブックレットのシリーズ発行を始めた。
 住民と信頼関係を築いたスタッフらが、現場だからこそ見える日常の姿や、問題の構造を分かりやすく伝える意欲的な試み。年2冊程度の出版を続ける予定で、NGOがこうしたシリーズを出すのは珍しい。
 まず6月下旬に「イラクで私は泣いて笑う」「ガザの八百屋は今日もからっぽ」の2冊を発刊。1冊目はイラクを舞台に、酒井啓子・東京外国語大大学院教授がスタッフら3人と対談した。
 2冊目は、今春までJVCエルサレム事務所現地代表として、パレスチナ自治区ガザで支援に携わった小林和香子さんが、イスラエル軍による大規模攻撃などを報告。
 爆撃で義理の弟が足を失い、停電や食料不足で「もう疲れたわ。限界よ」と訴える女性。自宅が破壊され、母親やきょうだいが亡くなり「家を返してほしい」と言う少年…。小林さんは「困難な状況でも前向きに生きようとする人々のことを伝えたい」と記した。
 問い合わせは発行元の「めこん」(東京)、電話03(3815)1688。
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2009/6/29 NHK ガザ攻撃の公聴会 住民ら証言

ガザ攻撃の公聴会 住民ら証言
NHK 2009/6/29
http://www.nhk.or.jp/news/k10013923131000.html
去年末から3週間におよんだ、イスラエル軍によるパレスチナのガザ地区への大規模な軍事作戦で戦争犯罪があったとする疑いについて、国連による公聴会がガザ地区で開かれ、住民らが民間人を巻き込んだ戦闘の実態を証言しました。
国連に任命された国際法や人権問題などの専門家からなる調査団は、28日から2日間の予定でガザ地区に入り、民間人の意図的な殺害など戦争犯罪にあたる行為があったかどうかを調べる公聴会を開き、その模様がビデオで一般に公開されました。公聴会では、住民や人権団体の代表などが証言に立ち、このうち家族や親せき29人を亡くしたという男性は、イスラエル兵が付近の住民を1つの建物に閉じ込めたあと、そこに砲撃を加えたと証言し、民間人と承知のうえでの攻撃だったと非難しました。また、ガザ地区のWHO=世界保健機関の現地代表は、救急車がイスラエル軍からとみられる発砲を受けたり、国際法で保護されるべき医療関係者16人が攻撃で死亡するなど、人命救助が困難だったと証言しました。一方、イスラエル政府は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織のハマスこそが住民を盾にするなどの戦争犯罪を犯したと主張していますが、この日はそうした主張を支持する証言はありませんでした。調査団は、秋までに最終的な報告書をまとめることにしています。
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2009/6/28東京 帰郷ためらうパキスタン難民 北西辺境州ルポ

帰郷ためらうパキスタン難民 北西辺境州ルポ
東京 2009/6/28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009062802000087.html
 パキスタン北西辺境州スワト地区では、五月から政府軍によるタリバン系イスラム武装勢力の掃討作戦が続いている。政府は作戦成功と治安回復を強調するが、激戦に巻き込まれ、家や家族を失った難民は二百万人以上。仮住まいのキャンプで不自由な生活を強いられながらも、帰郷にためらいをみせていた。 (パキスタン北西辺境州のマルダン、スワビで、古田秀陽、写真も)
 同州マルダン地区の小規模な難民キャンプ。百六家族六百四十人が暮らす。多くが掃討作戦が続くスワト地区から逃れて来た。十二歳以下の子どもが二百六人おり、ミルクや薬品が足りない。
 五月下旬に避難してきたグル・フセインさん(38)は同二十四日、武装勢力の自爆攻撃に巻き込まれ、井戸へ水をくみにいった八歳の男の子と六歳の女の子を失った。
 「強烈な爆発音で家から外へ出ると、石やガラスの破片と一緒に子どもの腕が飛んできた。ショックで一時妻の名前が思い出せなくなった」と、フセインさんはつらい記憶に顔をゆがめる。
 パキスタン政府は作戦はほぼ終わり、避難民は近く帰郷できるとアピールしている。だがフセインさんは「今はとても戻る気になれない。戦闘で多くの市民が死んでいる。治安は本当に大丈夫なのか」。所持金もなく、帰郷しても、爆発で壊れた家の修理はできず、自分の生地店を再開するめども立たない。
 マルダン地区から約四十キロ離れたスワビ地区の難民キャンプには、約六千五百七十家族三万二千人が暮らす。気候の良いスワト地区から来た難民の一部は、昼間四〇度を超えるテント内で過ごすため、発熱や下痢、嘔吐(おうと)に悩まされている。
 「子どもの体調が悪いのに、点滴がなかなか受けられない」と話すミア・ムニールさん(45)は先月末、親類八家族計三十六人でミンゴラ近くの村から約八十キロの道を徒歩で二日半かけて逃げてきた。
 避難前、ムニールさんの親類の一人が武装勢力に拉致され、身代金約三十万円を要求された。工面して金を支払い解放されたが、親類は精神的ショックから回復できていない。
 ムニールさんは早い帰郷を望んでいる。でも「武装勢力の殺害や拉致はひどかった。戦闘が続けば、市民がまた人間の盾にされる」と心配の種は尽きない。
 同キャンプのアブデュル・カーン副所長は政府が帰宅可能と宣言しても、すぐに帰るのは「七十家族程度だろう」と話している。
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2009/6/26 CNN 米政権は中東和平に積極的関与を ハマス指導者が求める

米政権は中東和平に積極的関与を ハマス指導者が求める
CNN 2009/6/26
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906260009.html
(CNN) パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム組織ハマスの政治部門最高指導者ハレド・メシャール氏は25日、オバマ米政権に対し、中東和平の実現に向けてより積極的な役割を果たすよう求める立場を示した。亡命先シリアの首都ダマスカスでの演説で語った。
オバマ米大統領は今月初めのカイロ演説で、ハマスがパレスチナ人から一定の支持を得ていることを認め、パレスチナ人統一のために責任ある役割を果たすよう求めた。メシャール氏は演説の中で、大統領のこうした姿勢を「前提条件なしの直接対話に向けた、正しい方向への第一歩だ」と評価した。
同氏は一方で、米国をはじめとする国際社会がパレスチナ人から和平交渉への協力を得るためには、「イスラエルに占領政策をやめさせる必要があることを強調すべきだ」と主張。「オバマ政権がその方向で努力を示せば、われわれハマスやほかのパレスチナ人も喜んで協力するだろう」と、期待感を表明した。
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